静岡県知事がJR東海のリニア建設に乗り気ではなかったことを、私は評価している。リニア新幹線なんていらない。あたりまえのことだ。
リニア建設の際、静岡県山岳部の地下を通ることになる。静岡県や周辺市町村は、大井川の水の問題を高く掲げて難色を示してきた。当然のことである。大井川の水量に、リニア新幹線建設が大きく影響を与える可能性があるからだが、それだけではない。大井川の上流部は崩れやすいところで、実際に一般の人が入れない大井川上流の奥地に行ってみればわかるが、山崩れが凄まじい状態になっている。とくに林道などの道路を建設したところから崩れ、それはとても大規模で、くずれた岩石が、大井川支流の谷に落ち込んでいる。大井川上流の山々は悲惨な状態になっている。そんな状態があるのに、リニアのトンネル掘削よりでた岩石が大井川の河原に積まれることになる。崩れた岩石や掘削によりでてきた岩石が、大雨と共に下流に流されるが、大井川にはたくさんのダムがあり、それらを堰き止める。
そして南アルプスの生態系が、トンネル掘削による自然環境の変化により崩される。
JR東海によるリニア新幹線建設は、自然環境に大きな負荷をかけるのだ。
ところで、ネットでこんな情報があった。静岡県知事がリニアに抵抗したのは、そのバックにいる鈴木修がリニアに反対したからだという情報。川勝平太知事の後援会長は、鈴木修であるから、そうかもしれない。
そして川勝県知事の後任候補の名が出て来ている。静岡政界のウラには、鈴木修がいる。彼は票を動かすことが出来る。そのため、多くの政治家は鈴木修のいいなりになる。言うとおりにならないと、選挙で落とされる。
川勝のあとは誰か?前々から言われていたのは、前浜松市長の鈴木康友である。彼は浜松市長として、修の代理人として、修の言うとおりに市政を動かしてきた。浜松市が区を7区から3区に減らしたこと、そして最近浜松市内に建設する予定の新浜松球場も、すべて修の意思である。
修の意思に忠実に従ってきた鈴木康友こそが、県知事候補としてでてくるのではないか。
静岡県は、SUZUKIの支配下にある。静岡県はSUZUKI県、浜松市もSUZUKI市なのである。