昨日、浜松市の中心部をれいわ新選組のデモがあった。私は知らなかったが、友人がその一部を送ってくれたので、ユーチューブの「れいわ新選組」にアクセスして見てみた。せっかく正しい主張をしながらデモっているのに、中心市街地に市民がいない。市民の多くは、浜松に二カ所あるイオンショッピングモールに行っていることだろう。休日は、そこの駐車場はいっぱいだと聞いたことがある。私は混雑するところは大嫌いなので行かないが。
浜松の中心市街地も、他の都市と同様にさびれてしまっている。あるのは飲み屋くらいなもの。私自身、中心市街地にはほとんどいかない。二ヶ月に一度演劇を見に行くときだけとなってしまった。
浜松市政は、中心市街地の活性化に熱心ではなかった。浜松商工会議所という組織があるが、これは「工」が主になってしまっている。SUZUKIの本社があるからで、その関連企業がたくさんあり、商業者は力をもたない。
もうずっと前だが、浜松市が中心市街地活性化の計画をつくらないのでなぜかと聞いたことがある。SUZUKIのトップである鈴木修が、中心市街地が活性化しなくても良い、と言っているから、ということであった。
今度静岡県知事選に立候補している鈴木康友という前浜松市長は、鈴木修の言うがままの行政を行ってきた。というより、そういう市政をさせるために、鈴木修が擁立した人物が鈴木康友なのである。だから私は、挙母町が豊田市になったように、浜松市がSUZUKI市になってしまうのではないかと思ったほどだ。
軽自動車メーカーのSUZUKIにとって、郊外に駐車場を備えた大ショッピングセンターができれば、軽自動車が売れるというわけだ。郊外のそういうところには、車で行くしかない。ついでにいえば、遠鉄の赤電で容易に行くことが出来る現在の浜松球場をなくして、交通アクセスが悪く、車でしか行けないところに新浜松球場を県などのつくらせれば、SUZUKIにとってはプラスになるだろう。
鈴木康友が県知事になれば、静岡県はSUZUKI県になるのかもしれない。その鈴木康友を、連合静岡や立憲民主党が推薦するそうだ。連合静岡や静岡県の立憲民主党も、SUZUKI系ということだ。
もう一人の候補者は、統一教会党=自民党が推薦するという。私にとってはどっちもどっち。棄権するか、白票を投ずるか。おそらく後者だろう。
れいわ新選組のデモで、山本太郎が主張していたことは、すべて賛同する。まともな政党である。