友人から、GyaOの無料映画で、「弁護人」をみることを勧められた。
今やっと見終わった。高卒で司法試験に合格し弁護士となった主人公は、ひたすらカネ儲けの仕事に邁進する。しかし、行きつけの食堂の息子が、全斗煥政権下、当局によるでっちあげの公安事件の弁護を担当するなかで、人権を守る弁護士となっていくという話である。盧武鉉もと大統領の若い頃の実話だという。
食堂の息子に対する激しい拷問、そして全斗煥政権を支える検察、裁判官の姿を見て、ああ韓国はこういう激しい弾圧の中、民主化を獲得してきたのだということを再認識した。
私は、雑誌『世界』でT・K生による「韓国からの通信」を読み続けた。そして、その後も、韓国の政治状況を見続けた。弾圧に次ぐ弾圧の中、詩を書き、詩で訴え、美術で、音楽で抵抗の精神を表し続けてきた。私はそれに心を動かされ、また民主化の後は、韓国のテレビドラマや映画で、過酷な時代を見続けてきた。
とりわけ韓国のテレビドラマ「砂時計」には感動した
韓国がCOVID-19 の流行に対して、民衆の生活をまもりながら適切な処置を執り続けた背景には、「ろうそくデモ」により朴槿恵政権を倒し、民衆の政権をうちたてたことが大きい思う。
韓国の民主主義は、まさに血と涙、そして知と勇気によって築かれてきた。それを、時に目を背けたくなる場面もあるが、思い出させてくれる映画であった。
今やっと見終わった。高卒で司法試験に合格し弁護士となった主人公は、ひたすらカネ儲けの仕事に邁進する。しかし、行きつけの食堂の息子が、全斗煥政権下、当局によるでっちあげの公安事件の弁護を担当するなかで、人権を守る弁護士となっていくという話である。盧武鉉もと大統領の若い頃の実話だという。
食堂の息子に対する激しい拷問、そして全斗煥政権を支える検察、裁判官の姿を見て、ああ韓国はこういう激しい弾圧の中、民主化を獲得してきたのだということを再認識した。
私は、雑誌『世界』でT・K生による「韓国からの通信」を読み続けた。そして、その後も、韓国の政治状況を見続けた。弾圧に次ぐ弾圧の中、詩を書き、詩で訴え、美術で、音楽で抵抗の精神を表し続けてきた。私はそれに心を動かされ、また民主化の後は、韓国のテレビドラマや映画で、過酷な時代を見続けてきた。
とりわけ韓国のテレビドラマ「砂時計」には感動した
韓国がCOVID-19 の流行に対して、民衆の生活をまもりながら適切な処置を執り続けた背景には、「ろうそくデモ」により朴槿恵政権を倒し、民衆の政権をうちたてたことが大きい思う。
韓国の民主主義は、まさに血と涙、そして知と勇気によって築かれてきた。それを、時に目を背けたくなる場面もあるが、思い出させてくれる映画であった。