浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

喜びのメール

2012-12-26 20:27:23 | 日記
 昨夜、喜びに満ちあふれたメールが来た。「腰痛の由、お見舞い申し上げる」などと書いてあったが、その背後に、喜びを押し隠しているようなメールであった。

 なかなか治らないので、隣家の人と話したら、近くにできた接骨院いいったらといわれた。近所の老人たちが通院しているという話をしばしば聞いているので、郵便局からの帰途寄ってみた。電気マッサージなどを施してもらい、少しは良くなった。そこは近くの老人たちの憩いの場になっているようだ。

 家に帰って、運動不足が原因かと思ったので、近所を少し歩いた。立って歩くことに痛みはない。前屈みになると痛みを覚えるだけだ。

 その後、家にあるマッサージ器でいろいろやっていたら、まあ何とか痛みも少なくなった。明日は車で沼津まで行って、そこで弁護士と合流し、御殿場市まで行き意見陳述をすることになっている。すでに意見陳述の内容は送ってあるが、もっと強い内容にして欲しいというので、少し検討するつもりだ。

 キンドルで、戸坂潤の『日本イデオロギー論』。これはアマゾンが無料で配布している本の一つだ。現在も、内容のないナショナリズムに満ちあふれた言説を政治家や若手経営者たちが流布させているが、戸坂の批判はこれらに対しても十分に通用すると思いながら読んでいる。

 戸坂の批判を読んでいて、学問の無力を一方で感じる。これほど根底的な批判を加えているのに、同じようなあほらしい言説が、次々と「うたかた」のように浮かんでは消えている。ただ現在は、その「うたかた」は、大きくなっているようなのだ。

 学問の無力は、知性の劣化にもつながる。

 最近の風潮は、知性の劣化に起因するものが多いように思う。


 
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