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「FEEL YOKOHAMA Y150 フードセレクション」でHAMA Boom Boom ! プロジェクトの方からお話を伺う機会がありました。
HAMA Boom Boom ! プロジェクトは横浜という都会のど真ん中、桜木町すぐ近くの北仲町で養蜂をされており、それを通じて地域の環境やコミュニティ、食などについて様々な活動をされています。
上の写真の円の中心が北仲町。我々が手入れしている花時計のまさにすぐ近くです。そこから飛び立った蜜蜂の行動半径は約2kmと言われています。半径2kmの円のやや左下に赤い点がお分かりでしょうか。ここがナカノ株式会社の本社があるところです。ですから、北仲の蜜蜂たちは当社のすぐ近くまで蜜を集めに飛んできているんですね。
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「都会だから自然がない、と人間が思い込んでいるだけです。こんな都会のど真ん中、半径2kmの範囲からでも蜜蜂が数百キロもの蜂蜜を集めてくるんです。この活動を通じて、横浜の皆さんに身近な自然を感じていただきたい」とは、お話いただいた方の談。
上の写真は蜂蜜の写真ですが、左から右にいくにつれ徐々に色が濃くなっているのがお分かりでしょうか?実はこれらの蜂蜜はみな同じ巣から収穫されたものなのです。同じ巣から収穫されたものなのに何故蜜の色が違うのかといいますと、季節ごとに花の種類が違うからなのだそうです(花の種類が違うのは分かりますが、何故徐々に薄い色から濃い色になっていくのでしょう。花の種類が違うだけならば濃かったり薄かったりしてもよさそうなものですが...。何か理由があるのかもしれません、聞いておくべきでした)。
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さらにこれは蜂の巣の写真。表側の六角形と裏側の六角形が重ならず、互い違いになっています。これは巣の強度を増すための構造なのだそうです。子供の頃、「蜜蜂が巣を六角形に作るのは、狭い場所に一番効率よく多くの部屋を作ることができるのが六角形だからだ」というのを『みつばちマーヤの冒険』で読んだことがあります。その時も子供心に感激しましたが、本当に自然が蜜蜂に備えさせた力というのは驚くべきものがあります。
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最後に、上の写真は蜜蝋で作った子供達の作品です。「蜜蝋」なんて、子供達は蜜蜂の巣から蝋が摂れるというだけで驚いてしまうと思うのですが、蜜蝋が口紅やクレヨンの材料としても使われているなんてことを知ったら本当に驚くでしょうね。
値段の安い化学製品に押され、見かけることが少なくなったという点では、私達が扱っているウエスや反毛などの故繊維リサイクル製品と似た境遇にあります。反対に、環境意識や天然素材志向の高まりから蜜蝋が再び見直される時がくるかもしれないという点でも似ているといえるでしょう。
「色の違う蜂蜜がスーパーに並んでいたって、ただ色の違う蜂蜜というだけのこと。でも、蜂蜜の色が違うのにはこんな理由があって、蜜蜂が私たちの暮らしの本当に身近なところで驚くような生態をもって暮らしているということを知れば、蜂蜜がただの蜂蜜ではなくなる」というお話に、非常に共感を覚えました。当世風に言えば、「エクスペリエンス・マーケティング」や「物語マーケティング」の発想でしょうか。
振り返れば、私たちの仕事も蜂蜜と同じくらいお話したことが沢山あります。蜂蜜のお話を熱く語る姿に引き込まれ、僕もエネルギーをいただくことができました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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