窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

郡山 酒肴蕎楽 こまち

2010年04月28日 | 食べ歩きデータベース


  福島県は郡山駅前、アーケード街を入って最初の十字路を越えたすぐ右手にある、当社いわき営業所所長のお姉さんが女将さんをされている料理屋さんです。この度、ほぼここを訪れるためだけに郡山で途中下車しました。



  郡山は内陸で、この翌日も新幹線沿線で郡山だけ雪が降っていましたが、福島といえば、いわきを代表する魚、めひかり(目光)を食べないわけにはいかないでしょう。座るや否や、ビールを待たずしてめひかりの登場です。

  めひかりというのは目が光ることからその名がついた、メザシ大の深海魚で、元々はこの地域で盛んな鮟鱇の底引き網漁で一緒にかかってくる、言葉は悪いですが「どうでもいい魚」だったようです。しかし、平成13年にいわき市の魚として指定されて以来、今では結構ブランド化しているのだとか。

  僕がこのめひかりを初めて食べたのは今から12年前。当時の上司の田舎が勿来にあり、勿来海岸でめひかりを焼いてもらいました。ししゃものようであって、白身がふわっとして柔らかく、何て美味しい魚だろうと強烈な印象が残りました。

  というわけで、僕はできるだけめひかりが揚がる時期にいわきへ行きたいと思っているのです(社内向けのメッセージ)。



  福島牛。コースには入っていませんでしたが、メニューが目に入ってしまいました。少し甘みがあり、脂が滑らかな口当たり。鉄板で焼いて岩塩で食べます。



  奥はこのお店自慢の、福島県川内産の十割蕎麦。手前は菜の花やふきのとうなど旬の素材を使った天ぷらです。天ぷらは沖縄県石垣島産のパウダーソルトという、一見すると片栗粉のような塩で食べます。想像以上にこだわりの品の数々、恐れ入りました。


酒肴蕎楽 こまち

福島県郡山市駅前2-6-16 横山プラザビル1F



  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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