窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

大相撲5月場所14日目(2012)

2012年05月23日 | スポーツ観戦記



  5月19日、2年振りに大相撲観戦に行ってきました。史上最多、6大関ということで注目を集めた今場所でしたが、横綱白鵬が14日目まででまさかの4敗、3敗の大関稀勢の里、平幕の栃煌山、旭天鵬が優勝争いの先頭という信じられないような混戦となりました。

  いつもの如く、幕下からの観戦。冒頭の写真は十両の土俵入りです。個人的に注目した力士は、十両十四枚目の北磻磨。軽量ながら柔らかい取り口で楽しみです。それから、十両筆頭の旭日松(あさひしょう)。4日目以降10連敗と今場所は振るいませんでしたが、腰が割れており、下半身を鍛え出足が良くなれば入幕も近いのではないかと思います。



  さて、中入りで幕内土俵入り。



  横綱白鵬土俵入り。



  14日目ということもあり、注目は大関戦以降に集中しました。まず、新大関ながらここまで5敗と残念な結果に終わった鶴竜と優勝争い先頭の一角、前頭四枚目の栃煌山。辛うじて勝ち越しが決まっているというだけで目標のない鶴竜のやや気力に欠けた相撲に見えましたが、肩透かしで栃煌山がまず3敗を守りました。



  3敗の2番手、前頭七枚目、37歳の大ベテラン旭天鵬と、毎度の事ながら振るわない大関琴欧洲の一番。両者とも深い懐を活かした豪快な相撲が持ち味ですが、初優勝がかかる旭天鵬のプレッシャーよりも、小さく見える大関が何とも寂しい...。結果は、どちらが大関か分からないような豪快な上手投げで旭天鵬の勝ち。琴欧洲はこの一番による怪我が元で千秋楽休場。優勝争いに絡む栃煌山が不戦勝となったために物議を醸すことになります。



  先場所から少し相撲に迷いを感じる5敗の大関琴奨菊と後がない関脇豊ノ島。この日は寄り切りで琴奨菊が勝ち、豊ノ島は負け越し。琴奨菊は双差しからのガブリ寄りが型なので、精神的な面を克服できればそう大崩れはしない力士だと思います。来場所に期待です。



  3敗の3人目、大関稀勢の里と5敗の大関日馬富士。稀勢の里が左からの強烈なおっつけ、そして力強い寄り切り。これで、3敗力士が全員勝利し、優勝は千秋楽まで縺れることになりました。



  結びの横綱白鵬とこれまた5敗の大関把瑠都。中盤把瑠都が残して若干館内を沸かせましたが、内容自体は横綱の一方的な相撲でした。先ほども述べましたが、白鵬の優勝の可能性は、琴欧洲の休場による栃煌山不戦勝によって消えるという、後味の悪いものとなりました。

  千秋楽では、旭天鵬が栃煌山を優勝決定戦で破り、個人優勝制度になって以降、史上最高齢での初優勝を飾りました。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
  ブログをご覧いただいたすべての皆様に感謝を込めて。

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