サントールの木。人が死んだ時、悪臭を防止するため、この木の樹皮を脇の下にこすりつけたそうです。
グゴの木。この樹皮を水に浸して泡立てると石鹸のようになります。実際にアニタ族が石鹸として使用しているそうです。
このグゴのシャンプーは空港でも売っていて、1本200ペソ(約380円)。髪を守るのに良いそうです。効果については、ただいま実験中です。
さて、蒸し暑いジャングル探検を終え、休憩中にアニタ族による狩猟前の踊りの披露がありました。
アニタ族は、森に豊富な竹を使い、家、食事の道具、狩猟の罠など、あらゆる日用品をほとんど用立ててしまいます。例えば、上の写真は、米を蒸す甑です。
火も竹を擦り合わせて起こします。想像よりよほど早く火がついたので驚きました。よく乾燥させた竹を使うというのは素晴らしい知恵だと思います。
動物を捕らえるための罠。
こちらは猿を捕らえるための罠です。
アニタ族は現在300人ほどだそうです。フィリピン政府に保護されているとはいえ、時代の流れと共に、やがてこうした知恵も失われてしまうのかもしれません。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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