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2月1日、ラグビートップリーグのプレーオフトーナメント決勝戦、昨年王者のパナソニックvs初の決勝進出ヤマハ発動機を観戦しました。
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メインスタンド入口のエリス少年像。1823年、フットボールの試合中にボールを持って走り、それがラグビーの起源になったと伝えられる(諸説あります)ウィリアム・ウェッブ・エリス少年の像です。いつもバックスタンドでの観戦ばかりでしたので、気づきませんでした。
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トップリーグチャンピオンを決める試合だけあって、秩父宮ラグビー場は公式発表16,304人の大観衆でした。天気は快晴でしたが、この日の東京地方の最高気温は9度、北風の強い寒い一日でした。
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さて、試合は前半3分。ヤマハ陣22mライン付近でペナルティを獲得したパナソニックが、バーンズ選手のPGでまず確実に先制。
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しかし8分、ヤマハ発動機はパナソニック陣内に深く攻め込み、ゴール前5m付近でのラインアウトから一気にモールで押し込みトライ。GKも成功し3vs7と逆転します。ヤマハ発動機がパナソニック対策として用意したと思われる鮮やかな攻撃でした。
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11分。パナソニックはヤマハ陣22mライン付近での左ラインアウトから展開、バーンズ選手が右サイドの霜村選手に絶妙のキックパス。最後はさらに外側に待っていた俊足の北川(智)選手がトライ。バーンズ選手の視野の広さもさることながら、パナソニックの組織としての完成度の高さを感じさせるトライでした。これでパナソニックが8vs7と逆転に成功します。
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さらにパナソニックは22分。自陣5m付近右サイドでのスクラムから左サイドに展開。ヤマハ陣に入ったあたりで山田選手が一気に抜け出します。そして最後はバーンズ選手がインゴールに転がったボールを抑えてトライ。バーンズ選手はこのプレーでどこか痛めたようで、キッカーが林選手に代わりました。GKは失敗しましたが、13vs7。
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試合は完全にパナソニックのペース。28分にはヤマハ陣10m付近から再び山田選手が走り切りトライ。バーンズ選手のゴールポストに二度当たる珍しいGKも決まって20vs7、ヤマハ発動機を大きく引き離します。
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ヤマハ発動機の反撃は33分。パナソニック陣ゴール前5m付近でのスクラムから左サイドに展開し、中園選手が左隅にトライ。五郎丸選手のGKは失敗しますが、20vs12と差を詰めます。
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しかしパナソニックは前半終了間際の39分、バーンズ選手がPGを決め再び11点差に。ヤマハ発動機は前半風下の影響もありましたが、前半31分以降のパナソニック稲垣選手シンビンの時間帯を攻めきることができませんでした。
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後半に入ると、ヤマハ発動機の猛攻が繰り返されます。ほとんどの時間をパナソニック陣内でプレーしますが、パナソニックの堅いディフェンスに阻まれ、思うようにゲインできません。
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ヤマハ発動機の取りきれない時間が長く続いた果ての36分、膠着状態を破ったのは逆にパナソニックでした。ヤマハ陣10m付近でのこぼれ球を俊足のピーターセン選手が拾い上げ、さらに俊足の北川(智)選手につながり万事休す。北川選手がそのまま走り切りゴールポスト付近にトライ。PGも決まり、30vs12と試合を決定づけました。
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その後は両チームとも日本選手権を見据えた大幅な選手交替。結局このままノーサイドとなり、パナソニックが連覇を達成しました。三洋電機時代を含む2007年シーズン以降、優勝2回、準優勝4回を誇るパナソニックの経験値、チームとしての完成度の高さが現われた試合ではなかったかと思います。
すぐに日本選手権が始まります。両チームとも頑張ってほしいです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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