窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

2シーズンぶりの観戦も見どころなく-日本プロ野球2022 横浜vs巨人4回戦

2022年05月02日 | スポーツ観戦記


 新型コロナの影響で遠ざかっていましたが、4月27日、実に一昨年10月以来の野球観戦に行ってきました。観衆は発表で19,862人と、巨人戦にもかかわらずまばら。4月の夜はまだ寒いということもありますが、観客が戻ってくるにはまだ時間がかかりそうです。東京オリンピックのためにせっかく増設した両翼の二階席が埋め尽くされる開幕戦のような様を早く見てみたいと思っています。そのためには、このチームの浮上が欠かせないのですが…。



 さて横浜の先発は3年目の坂本投手。期待の若手ではあるのですが、前回登板の阪神戦は味方の逆転で敗戦投手にこそならなかったものの、4回に四球、安打、四球から今シーズン4-0の代打小野寺選手に満塁ホームランを浴びています。



 この日も先頭の吉川選手にセンター前ヒット。一死からボランコ選手に四球。その後併殺で切り抜けますが、不安定な立ち上がり。5回ぐらいまでなんとかだましだまし行ってくれれば、という感じでした。



 対する巨人の先発は早くも来日6年目のメルセデス投手。数年前横浜にはアウディという外国人がいて、こちらは走りませんでしたがメルセデスは頑張っています。今シーズン早くも4勝を挙げています。



 ただ、この日のメルセデス投手は制球が定まらず、球数も多く、決して調子が良いようには見えませんでした。ただ非常にテンポよく投げ込んできて、何となく横浜打線がそのリズムにハマってしまっているように感じました。

 立ち上がり、一死から佐野選手がレフト前ヒットで出塁すると、続くソト選手、牧選手に連続四球。横浜にとっては一死満塁の絶好の機会でしたが、続く大田選手、大和選手が連続三振。結果的にはこれが唯一のチャンスらしいチャンスで、これを逸し主導権を握れなかったことがすべてだったように思います。



 坂本投手は3回までで早くも50球。それでも2安打1四球となんとか試合を作ってくれていました。むしろ打線の方が荒れているメルセデス投手に逆に翻弄されているようでした。特にソト選手はこの日全くタイミングが合っておらず。かといって、ポンポンと投げ込んでくるメルセデス投手のリズムを崩そうという工夫があったようにも見えず、淡白な攻撃が続いていました。

 そして悪夢の4回表。まず先頭のボランコ選手がレフト前ヒットで出塁。続く岡本選手は討ち取ったものの、ボランコ選手が盗塁。そういえば初回先頭打者の吉川選手もいきなり盗塁を仕掛けてきましたが、坂本選手は投球動作が読まれやすいのでしょうか(ランナーがいるので二段モーションではなくクイックだったのですが)? 一死二塁となって、続くウォーカー選手がライト前ヒット。さらに丸選手にはフルカウントから四球を与えてしまいます。これで一死満塁。

 こうなると蘇るのが前回21日の記憶。あの時も4回表、死球、ヒット、四球と自滅のような形で満塁となり、代打小野寺選手に一発を浴びました。打席に迎えた実績十分とはいえまもなく40歳になる中島選手。ボール先行でカウントを悪くし、フルカウントからファウル2球と粘られてからの8球目でした。打った瞬間にそれと分かる、レフトへの満塁ホームラン!この試合、さらにこの後4点取られましたが、展開から言ってこれで事実上決まっていました。

 それにしても二試合続けて満塁ホームランを浴びるなんて…。僕もこのチームを44年見てきて、試合開始直後、先頭打者から三連続でホームランを浴びるとか、1イニング5四球とかいろいろありましたけれど、二試合連続で満塁ホームランを浴びたというのは前代未聞です。ちょっとメンタル面の課題があるのではないでしょうか?恐らくこの試合後、二軍調整となると思いますが、そのへん含めてしっかり立て直してきていただければと思います。期待の高い選手ですので。



 坂本選手の後を継いだ三上投手も残念な結果に…。5回表、代わり端絶不調の坂本選手に四球を出すと、ボランコ選手センター前ヒット、岡本選手併殺崩れで一死三塁一塁。するとウォーカー選手にまたも四球を与え、一死満塁。そして丸選手に2球目をいとも簡単に弾き返され、0vs6。



 この試合、強いて収穫があったとすれば、6回から8回を継いだ入江投手、平田投手が好調だったことです。特にイニング跨ぎだった入江投手は球に力があり、堂々としたピッチングでした。



 それと状元楼さんからいただいた美味しい中華のおつまみですね。



 一方で残念だったのが、21日の阪神戦では素晴らしい投球を見せた5番手の池谷投手。



9回二死までこぎつけてから四球を出し、岡本選手に本塁打を浴びてしまいました。



 9回裏、連続四球にエラーも絡んで2点を返しますが、相手方直江投手の独り相撲に過ぎず。打線の方は結局3安打と沈黙、零封を免れるのがやっとでした。

 同じ負けるにせよ、何となく一方的にやられて終わった、感じるもののない試合だったのが残念です。「横浜反撃」はおろか、トラがすぐ後ろに迫っています。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする