上の画像は、クリックすると拡大します。20代・女性・会社員をされている方です。
【この方の人物像】
一見して、のびのびとした行動力と豊かな感受性が伝わってくる筆跡です。非常に真面目で好奇心が強く、これと思った事には一途に粘り強く取り組みます。物事をいい加減に済ますことが嫌いなので、何事もきちんとやり遂げようとします。時々おっちょこちょいなところもあるのですが、こうした性格から周囲の信頼は厚くリーダーとして頼られることも多いかもしれません。
実際、リーダー的に先頭に立つことは嫌いではないのですが、それ以上に自分が目立つより周囲の輪を重んじ、仲間と上手くやっていきたいという思いの方が強いようです。そうした周囲や仲間への思いやりから、本当の自分よりは普段控え目に振る舞っているでしょう。加えて真面目な性格から、何かトラブルや上手く行かないことがあると、その原因を自分に向けてしまう傾向にあるようです。
「蝦」や「名」の字にあるような「口」の字の左上を開けてみるとか、漢字の「へん」と「つくり」を少し離して書いてみると、持ち前ののびのびした性格がより活きてくるでしょう。
【診断の感想】
保育園から中学まで書道をならっておりました、そこの先生は右上にぐっとあげていく字がすきで、そのクセがつき、よくきつい字だね(笑)と言われることも多かったので少し褒めて頂き嬉しかったです。
そして診断結果も、とてもあっており、びっくりしております。ご指摘頂いたように、へんと、つくりを少し離したり、ゆったりと字を書くことを意識してみます。ありがとうございます!
(注:右上がり文字は、常識や伝統を重んじる、目上から可愛がられるといった傾向があります)
そうだったんですね、悪い事なのかと思ってましたが一つの個性として見る事が出来そうです。
いい加減な字を書いてしまえば、いい加減になっていってしまう…など良い方、悪い方にも現れる…ということですね。とても面白く、そして新しい気づきになりました。
最近、ざざっと走り書きしてしまう事が多いのですが、メールだけでなくお手紙など書く時間もとりたいと思っているので、この機会に文字を書くことを見直していきたいと感じました!
【診断後記】
筆跡を見た時、書道か習字の心得がある方なのではないかと思ったのですが、子供の頃書道を習っておられたとのことでした。
筆跡診断は書き手の心理が筆跡に反映されるという前提に基づくものですが、今回の事例のように筆跡が性格にも影響を及ぼしているのだとすれば、昔から言われている書道が人格形成に影響を与えるという書道の教育的側面が、筆跡心理学の観点から見て妥当だという事が言えそうです。この点については、いずれまたお話しする機会があればと思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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