7月22日、ZOOMを活用した初めての「筆跡診断入門セミナー」を開催しました。オンラインということで、今回は北海道から福岡県(ほか、埼玉県、東京都、三重県、兵庫県など)まで、普段なかなかお会いするのが難しい、僕から見て遠くの皆さんに多数ご参加いただくことができました。本当にありがとうございました。
新型コロナの影響で物理的に集まってのセミナー開催が難しくなってしまいましたが、この点はオンライン・ミーティングが一般化したことの良い点ですね。
●筆跡診断(Graphology)とは
●筆跡診断入門(体験ワーク)
●筆跡診断の科学
さて、今回も上記のような3部構成で行いました。入門セミナーの内容は毎回ほぼ同じですが、セミナーでのフィードバックやその後得られた知見などを基に、少しずつ改編が加えられています。
初めに、「筆跡診断(Graphology)」とは何かについて。これについては、当ブログでも診断事例を含めてご紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。初めての皆さんに、筆跡診断とはどのようなもので、具体的にどのように診断し活用しているのかについてお話しさせていただきました。よく聞かれるのですが、皆さんがよく耳にする「筆跡鑑定」とはベースの方法論は共通するものの、全く別のものです。
皆さんに一通り筆跡診断について理解していただいた後、第二部は「体験ワーク」。まず、筆跡診断の中で最も基本かつ最も重要な14の筆跡特徴について、実際に皆さんの書いた字を自己診断していただきました。つづいて、覚えた筆跡特徴を基に、実際の筆跡から書き手の職業を当てる、「職業あてクイズ」。この基本的な筆跡特徴を駆使するだけでもかなり推測ができるということを体験していただきました。この体験ワークはやはり実際に集まってのセミナーの方が皆さんの熱を感じられて良いですね。本当はグループセッションも行いたかったのですが、僕のスキル不足と回線トラブルにより今回はできませんでした。
第三部は「筆跡診断の科学」。皆さんから受ける筆跡診断に対する疑問の中で最も多い、以下の三点についてできるだけ科学的根拠を基にお話しさせていただきました。
●筆跡診断って占いじゃないの?
●筆跡を変えれば性格は変えられるの?
●今の時代、「手書き」する意味あるの?
一言で言うと、筆跡とはボディランゲージの一種であるとお考えいただければ良いと思います。
最後に、おまけとして先日棋聖のタイトルを獲得した藤井聡太さんの「偽サイン」について。単純にサインそのものの出来ばかりでなく、その筆跡からどのようなことが読み取れるのかについてお話しさせていただきました。
初めての開催で不慣れな点も多々ありましたが、オンラインの方が活発かつ率直な質問が出るのではないかとという気がしましたし、集合形式とはまた違った良さがあると感じました。何より距離的制約を超えられるというのが魅力ですね。機会があればまた開催したいと思います。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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