
2月19日、伊勢角屋麦酒にお誘いいただきました。個性的なクラフトビールと同時に、三重県伊勢の味覚も楽しめるお店です。三重の地酒も豊富でした。
聞くところによれば、伊勢角屋さんは何と1575年(天正3年)創業の元は伊勢の参拝客に黄粉餅を振舞うお茶屋さんだったそうです。天正3年といえば、「天目山の戦い」で武田氏が滅亡した年。途方もない歴史をお持ちです。
既に八重洲と新橋にクラフトビールのお店を出されていて、昨年11月に丸ビル店をオープンしました。実は僕は12月からお酒を止めているのですが、それには触れないことにして、まず1杯目はホップの苦みの効いた「ペールエール」から。

お通しは、筍と飛龍頭(がんもどき)。がんもどきを伊勢では飛龍頭(ひりょうず)と言うそうです。

ビールにあうおつまみも続々。志摩のタコの唐揚げ。鮮度が良く、プリプリしていました。

続いて「ヒメホワイト」。ベルギー式のホワイトエール。一転して香り豊かな優しい味わいになります。

三重県の銘柄鶏、伊勢赤鶏の唐揚げ。身が引き締まって旨味が強く、さっぱりとした唐揚げです。

「ホップにゃおん第8艦隊DDH Jazy IPA」。フルーティですが、ホワイト系にありがちな雑味がなくすっきりと入ってくるIPA。

伊勢の海鮮手巻き寿司。写真だと分かりにくいですが、刺身の下にご飯があって、自分で巻いて食べます。

「ノルウェーの森」。今回飲んだ中では一番個性的、今まであまり飲んだことのない味でした。まず、アルコール度数が10度もあります。それでいて、マンゴーのような強い甘みもあります。アルコールの強さを感じさせません。この日はありませんでしたが、「ノルウェーの林」、「ノルウェーの木」もあるそうです。名前は、ノルウェー産の酵母を使用していることに由来します。

濃厚な出汁を具材にしっかりとしみ込ませた、伊勢おでん。

直営店舗限定醸造のビール、「鈴なり福来るJuicy IPA」。鈴木福くんみたいな名前のビールです。これまでのビールに比べパンチは弱いですが、すっきりと飲みやすいもので締めました。

最後は、伊勢うどん。伊勢うどんは吉田うどんのようにもっとコシが強いイメージがありましたが、むしろ博多ほどではありませんが、やわらかく茹でてありました。甘すぎない優しい味わいのタレ(?)を絡めて食べます。太めのうどんですが、苦になることはありません。
新鮮なクラフトビールだけでなく、伊勢も味わえる楽しいお店でした。またお邪魔したいと思います。
伊勢角屋麦酒 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 5F
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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