パンデミック・フルーに備えろ
タレントが「こんなに多くのファンのかたが来ていただいて」なんて言っていましたよ、だらけっ( ̄д ̄)! 「こんなに多くのファンのかたが」なら「来てくださって」と続けなければいけません。「来ていただく」すなわち「来てもらう」は自分が主体になる言い方ですから、「ファンのかたが」では日本語として成立しないのです。本当は、「来てくれた」のではなく、頼み込んで「来てもらった」のか?
以前、芸人のAさんが「風邪を引いたとき、栄養のある料理を作っていただいて感激しました」なんて言っていましたよ、だらけっ( ̄д ̄)! 風邪を引いたAさん、料理を作ったBさん、AさんとBさんが結婚したときにAさんが語った結婚前のエピソードなのですが、私は疑問を持ちました。風邪で具合が悪いから栄養のある料理を作ってくれと頼み、Bさんが作ってくれた、それが結婚を決意するほど感激するようなことだろうか? まぁ、この場合は、「格差結婚」と言われるほど格も収入も妻のBさんが上だから、ありえなくもないけど・・・。
病人から頼まれればだれでもよほど忙しくなければ引き受けるでしょうから、考えてみれば当たり前のことです。ひょっとして、頼んだわけではないのに、Bさんが自分のことを気遣って作ってくれたのでしょうか。それなら感激するのは分かりますが、この人と結婚したいと思った理由としてよく聞くたぐいの話であってあまり面白くはないですし、「作っていただく」というのは、作ってもらう、つまり、作ってくれと頼むということが前提にあるわけで、自発的に作ってくれたのなら「作っていただいて」とは言えません。
状況を的確に表現できる言い方は「風邪を引いたとき、栄養のある料理を作ってくださって感激しました」です。が、しかぁ~し、もう一つ問題があります。料理を作ってくれたBさんは、たとえ自分よりはるかに格上の人であっても自分の妻なのですから、「栄養のある料理を作ってくれて感激しました」で十分です。
以上のようなわけで、「風邪を引いたとき、栄養のある料理を作っていただいて感激しました」が、言葉の意味からいっても敬語の使い方でいっても明らかな誤りであるということを納得していただけたでしょうか? いわゆる芸能人のほとんどがこういう話し方をしている、それが日本語崩壊に拍車をかけているといっても過言ではないと思いますが、どうでしょう?
タレントが「こんなに多くのファンのかたが来ていただいて」なんて言っていましたよ、だらけっ( ̄д ̄)! 「こんなに多くのファンのかたが」なら「来てくださって」と続けなければいけません。「来ていただく」すなわち「来てもらう」は自分が主体になる言い方ですから、「ファンのかたが」では日本語として成立しないのです。本当は、「来てくれた」のではなく、頼み込んで「来てもらった」のか?
以前、芸人のAさんが「風邪を引いたとき、栄養のある料理を作っていただいて感激しました」なんて言っていましたよ、だらけっ( ̄д ̄)! 風邪を引いたAさん、料理を作ったBさん、AさんとBさんが結婚したときにAさんが語った結婚前のエピソードなのですが、私は疑問を持ちました。風邪で具合が悪いから栄養のある料理を作ってくれと頼み、Bさんが作ってくれた、それが結婚を決意するほど感激するようなことだろうか? まぁ、この場合は、「格差結婚」と言われるほど格も収入も妻のBさんが上だから、ありえなくもないけど・・・。
病人から頼まれればだれでもよほど忙しくなければ引き受けるでしょうから、考えてみれば当たり前のことです。ひょっとして、頼んだわけではないのに、Bさんが自分のことを気遣って作ってくれたのでしょうか。それなら感激するのは分かりますが、この人と結婚したいと思った理由としてよく聞くたぐいの話であってあまり面白くはないですし、「作っていただく」というのは、作ってもらう、つまり、作ってくれと頼むということが前提にあるわけで、自発的に作ってくれたのなら「作っていただいて」とは言えません。
状況を的確に表現できる言い方は「風邪を引いたとき、栄養のある料理を作ってくださって感激しました」です。が、しかぁ~し、もう一つ問題があります。料理を作ってくれたBさんは、たとえ自分よりはるかに格上の人であっても自分の妻なのですから、「栄養のある料理を作ってくれて感激しました」で十分です。
以上のようなわけで、「風邪を引いたとき、栄養のある料理を作っていただいて感激しました」が、言葉の意味からいっても敬語の使い方でいっても明らかな誤りであるということを納得していただけたでしょうか? いわゆる芸能人のほとんどがこういう話し方をしている、それが日本語崩壊に拍車をかけているといっても過言ではないと思いますが、どうでしょう?