じっとしててもらっていいですかぁ
芸能人でも一般の人でも、政治家でも、いわゆる文化人でも、「○○が△△ていただいて」と言うのをよく聞きます。例えば「お客様が来ていただいて」とか「皆さんが協力していただいて」とかね。「お客様が安らいでいただいて、元気を与えられるように」と言ったのは一般の人、といっても、広報あるいは営業の人らしいのでしゃべるのは得意でしょう、多分。
はっきり言って気持ち悪いですよ・・・(-_-;)。だって、主語と述語のつながりと意味が合わないじゃないですか。「△△ていただく」は「△△てもらう」の丁寧語ですから、「△△てもらう」の意味をよ~く考えてみてください。△△するのは○○でも、○○に△△てもらうのはそのセリフを言っている本人であり、○○ではありません。
「Aさんが珍しいお菓子を持ってきていただいたので」 「農家の人が汗だくになって取ってもらった種ですから」 「Bさんが会長をお務めいただいて」など、これ、みんな、「Aさんに珍しいお菓子を持ってきていただいたので」 「農家の人に汗だくになって取ってもらった種ですから」 「Bさんに会長をお務めいただいて」です。「○○が」ではなく「○○に」です。
Aさんからお菓子をもらったのは「珍しいお菓子を持ってきていただいたので」と言っている本人です。農家の人に取ってもらった種を使うのは「汗だくになって取ってもらった種ですから」と言っている本人です。Bさんに会長になってくれと頼んだのは「会長をお務めいただいて」と言っている本人でしょう。
え? 頼んだわけじゃないだろうって? 頼んだから△△てくれたのか、○○が自分の意志で△△てくれたのか、それはどちらでもいいわけで、いずれにしても「△△てもらう」の主体は自分であり、みんなでお菓子をおいしく食べ、種をまいて大事に育て、会長を支えて盛り上げるのです。なのに、まるで「Aさん」「農家の人」「Bさん」が主体であるかのように「Aさんが」「農家の人が」「Bさんが」と言うなんておかしいでしょう?
別に頼んだわけじゃない、だから「○○に」とは言えない、あくまでも主体は「Aさん」「農家の人」「Bさん」だから「が」なんだ、「△△ていただく」は謙遜して言っているだけだ、と考える人がいそうですが、それならそれで、ちゃんと○○を主語にして「○○が△△てくださる」と言いましょうよ。(⌒・⌒)
芸能人でも一般の人でも、政治家でも、いわゆる文化人でも、「○○が△△ていただいて」と言うのをよく聞きます。例えば「お客様が来ていただいて」とか「皆さんが協力していただいて」とかね。「お客様が安らいでいただいて、元気を与えられるように」と言ったのは一般の人、といっても、広報あるいは営業の人らしいのでしゃべるのは得意でしょう、多分。
はっきり言って気持ち悪いですよ・・・(-_-;)。だって、主語と述語のつながりと意味が合わないじゃないですか。「△△ていただく」は「△△てもらう」の丁寧語ですから、「△△てもらう」の意味をよ~く考えてみてください。△△するのは○○でも、○○に△△てもらうのはそのセリフを言っている本人であり、○○ではありません。
「Aさんが珍しいお菓子を持ってきていただいたので」 「農家の人が汗だくになって取ってもらった種ですから」 「Bさんが会長をお務めいただいて」など、これ、みんな、「Aさんに珍しいお菓子を持ってきていただいたので」 「農家の人に汗だくになって取ってもらった種ですから」 「Bさんに会長をお務めいただいて」です。「○○が」ではなく「○○に」です。
Aさんからお菓子をもらったのは「珍しいお菓子を持ってきていただいたので」と言っている本人です。農家の人に取ってもらった種を使うのは「汗だくになって取ってもらった種ですから」と言っている本人です。Bさんに会長になってくれと頼んだのは「会長をお務めいただいて」と言っている本人でしょう。
え? 頼んだわけじゃないだろうって? 頼んだから△△てくれたのか、○○が自分の意志で△△てくれたのか、それはどちらでもいいわけで、いずれにしても「△△てもらう」の主体は自分であり、みんなでお菓子をおいしく食べ、種をまいて大事に育て、会長を支えて盛り上げるのです。なのに、まるで「Aさん」「農家の人」「Bさん」が主体であるかのように「Aさんが」「農家の人が」「Bさんが」と言うなんておかしいでしょう?
別に頼んだわけじゃない、だから「○○に」とは言えない、あくまでも主体は「Aさん」「農家の人」「Bさん」だから「が」なんだ、「△△ていただく」は謙遜して言っているだけだ、と考える人がいそうですが、それならそれで、ちゃんと○○を主語にして「○○が△△てくださる」と言いましょうよ。(⌒・⌒)