◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「ハングル語」って?

2011-04-17 09:12:56 | 気になる言葉、具体例
                           ハムハサムニダ なに語や?

 羽鳥さんがフリーになってテレ朝の「モーニングバード」の顔になりましたよね、で、どんな番組なのかと思って2~3回見てみたのですが、といっても、8時半までの30分間だけ、忙しく何かしながらチラチラッとですし、震災のこともあっておとなしいというか、ちょっと変な感じ、それだけ。じゃぁ、書くことないじゃないかって?
 あのね、羽鳥さんではないけれど、若いアナウンサーが「ハングル語」と言うのを聞いてしまったのですよ。これについては誤解している人が多い、というよりも、ほとんどの人が誤解しているのではないかと思うのですが、「ハングル」は日本語の「仮名」に当たる表音文字であり、韓国語それ自体を指す言葉ではありません。「日本語」と同じように言うなら「韓国語(ハングゴ)」です。
 この際、はっきり言っちゃいますよ、「ハングル」=「韓国語」という誤解が生まれたのはNHKのせいです。NHKが「韓国語講座」ではなく「ハングル講座」としたせいで「ハングル」=「韓国語」だと多くの日本人が思ってしまったわけですが、そこからさらに進んで、しかもアナウンサーなのに、「ハングル語」だなんて、( ̄д ̄)ダラケッ!
 我々日本人は「日本語」で話すのであって、「仮名語」で話すのではないですよね。いや、その前に、外来語のことは「カタカナ語」と言いますが、「平仮名語」だの「漢字語」だの言いませんよね。ですから、「ハングル語」などというものはありません。そもそも、「ハングル」=「韓国語」だと思っているのなら、そこへさらに「語」を付けるなんてありえないでしょ!
 羽鳥さん(←もうアナウンサーじゃない、ただのタレント)はナインティナインの番組で「ゴチになります」の司会を続けていますが、相変わらず「ご用意していただきました」と言っています。局アナでも誤りが放置されるのですから、羽鳥さんが誤りに気づく日はもう永遠に来ないような気がします。「ご用意いただきました」もしくは「用意していただきました」ですよ、羽鳥さんっ( ̄д ̄)!
コメント
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