笑顔なんです
6月下旬に◇◇市から△△市へ引っ越しました。1週間ほど前、用事があって◇◇市に行ってきたのですが、市長選挙、市議会議員補欠選挙、県議会議員補欠選挙のトリプル選挙ということで騒々しく、今日が投票日です。私は期日前投票をしたのですが、ちょっと珍しい体験・・・というか、けっこう苦労したので報告します。
私は◇◇市から転出したのだから関係ないと思っていたのですが、先月下旬に「投票のご案内」が郵送されてきたのですよ。選挙人名簿から抹消されるのはその市町村を転出してから4か月経過した時点なんですね。ただし、県議会議員補欠選挙のみの投票所入場整理券で、しかも、以前の住所地の投票所へ行かなければいけません。
さらに、「投票には必ず『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』の提示が必要となりますので、最寄りの市区町村で事前に交付を受け、投票所(期日前投票所)へお持ちください」と書いてあります。ふぅむ、「引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書」って? まさか、有料じゃないでしょうねぇ、300円くらいとか?
△△市役所へ行き、市民課の窓口で20代前半と思しき女性に「投票のご案内」を見せて「ここに書いてある『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』というのを交付してほしいんですけど」と言いました。すると、「住所を・・・証明書? 何ですか、それ?」と逆に聞かれたのですよ(・ω・)。
「知らない。ここに『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』を最寄りの市区町村で交付してもらえと書いてあるからここに来たんですよ」と言ったら、その人、「う~ん、住民票じゃないですか?」と言いました。あのね、「住民票じゃないですか?」と言われて「分かりました、それ、下さい」なんて言えませんよね。
「住民票ですか???」と言ったら、今度は「住民票でいいと思いますよ」と言って涼しい顔・・・無表情の笑顔! 分かります? 一見笑顔だけど無表情なんです! 住民票なら前に取ったのが1枚余っているからそれを持っていけばいいかなぁ・・・、でも、この人の言うことを鵜呑みにしていいのだろうか?
ちょっと前に◇◇市在住の友人が「県議会議員補欠選挙は△△市の人も投票するんじゃなぁい?」と言ったとき、私は「◇◇選挙区だけなんじゃないんか?」と言ったのですが確信はありませんでした。そのことをふと思い出し、「今度の県議会議員補欠選挙はあなたも投票するの?」と聞いてみました。すると、その人は「投票すると思います」と答えたのです。△△市の人も投票するのか。でも、また「~と思います」だよ、何だよ、「~と思います」って( ̄~ ̄)。
「ふぅん、でも、選挙ムードないよね、△△ではポスターも全然見掛けないしぃ」と言ったら、無表情の笑顔で無言。ここでやっと隣の席の年長の女性が「どしたん?」と寄ってきました。「これなんですけど」とその人が「投票のご案内」を渡すと、年長の女性は「確認してきます、お待ちください」と言ってそれを持ってどこかへ行きました。
しばらくして、その2人とはまた別の女性が「こちらへどうぞ」と言ってきて、空いている窓口へ案内され、やっと「申請書」が出てきました。ワープロで打って原本を作り、コピーして使っているといった雰囲気の紙です。住所と氏名を記入、捺印、15分ほど後に証明書を出すから取りに来てくれとのこと。
前の2人は全く分かっていなかったようなので、その女性(3人目)に「こういうのはあまりないことなんですか?」と尋ねると、「1回の選挙について申請が1~2件、あるかないか、ぐらいです」、そして、「あなたは、今度の県議会議員補欠選挙、投票するの?」と尋ねると、「◇◇選挙区だけですから投票はしません」と答えましたからね、「ですよねぇ~~~、うんうん」と納得(⌒・⌒)。
それにしても、最初の人の対応は実にいいかげんです。分からなければベテラン職員に確認するという基本的なことができないのですね。20分ほどたってから再び窓口に行き、「どしたん?」と聞いてくれた年長の女性から証明書を受け取りましたが、無言です。料金を聞いたら無料でしたけれど、これでお金取られたら暴れるから!!!
次はいよいよ投票です。◇◇市役所の期日前投票所へ行きました。備え付けの「宣誓書」に必要事項を記入し、「投票のご案内(石川県議会議員補欠選挙 投票所入場整理券)」と、苦労して手に入れた(?)「引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書」を一緒に提出したのですが、目の前の長~いテーブル、投票用紙を交付する場所に10人ほど、ずらりと並んでいるのは・・・随分お年を召したかたがたで・・・。
前列のAさん、Bさん、Cさん、後列のDさん、Aさんの前にはノートパソコン、Cさんの前には投票用紙が入ったケース、どうやらこの4人で一組になっているようです。提出した書類をBさんが目の前に置き、「証明書があるから・・・」とつぶやく。Aさん「証明書があるから、OK? 進む?」、Cさん「・・・」。Bさん「ん~~~、証明書があるからぁ・・・」、Aさん「証明書があるから、OK? 進む?」、Cさん「・・・」、これが延々と繰り返され・・・(・ω・)?
後列のDさんが前に出てきて、その様子を見て・・・見ているだけ・・・無言。Bさん「証明書がある」、Aさん「証明書があるから、OKして、進む?」、Cさん「・・・」、Dさん「・・・」、おいおい、さっきから手が全然動いてないぞ! 苦労して取ってきた証明書なんだからねっ! そう心の中で叫びながらじっと待っていると、Bさんがやおら左手を挙げて「Eさ~ん、Eさ~ん」と手招き。
振り返ってEさんがいるらしき方向を見ると、呼ばれていることにようやく気付いたEさんがゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり・・・しつこい(^^;? だって、まるでスローモーションの映像を見ているかのように、ゆっくり、こちらへ歩いてくるんですよぉ。しかも、私たちの方へ最短距離で来るかと思いきや、長~いテーブルの向こうの端から後方へ回り込んでゆっくり近づいてきます。
うんむぅ~、一体どうしたというのだ? なぜこうもゆっくりなんだ? なぜお年寄りばかりなんだ? そして、またもや繰り返される会話、Bさん「証明書があるから・・・」、Aさん「証明書があるから、OK? 進む?」、Eさん「・・・うん」、やった! やっとAさんの手が動きました。そして、ついにCさんの出番です。EさんがCさんに「ここだけね」と3回繰り返して言い、Cさんが「あ、ここだけね」と言って手元の紙に線を2本引き、ようやく梔子(クチナシ)色の投票用紙を渡してくれました。
あぁ、やっともらえた投票用紙、このすべすべした感触、いいわぁ~(⌒・⌒)。ここまで随分忍耐したからでしょうか、たった1枚の小さな紙に感動しました。そうしてやっと投票を終え、投票箱の後方に座っていた選挙管理委員会の人に「『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』ではなく『住民票』を持ってきたら投票させてもらえましたか?」と尋ねると、「それはだめです」という答えでした。あの無表情笑顔の女性の言葉を疑わなかったら無駄足を踏んでいたなぁ~┐( ̄д ̄)г。
6月下旬に◇◇市から△△市へ引っ越しました。1週間ほど前、用事があって◇◇市に行ってきたのですが、市長選挙、市議会議員補欠選挙、県議会議員補欠選挙のトリプル選挙ということで騒々しく、今日が投票日です。私は期日前投票をしたのですが、ちょっと珍しい体験・・・というか、けっこう苦労したので報告します。
私は◇◇市から転出したのだから関係ないと思っていたのですが、先月下旬に「投票のご案内」が郵送されてきたのですよ。選挙人名簿から抹消されるのはその市町村を転出してから4か月経過した時点なんですね。ただし、県議会議員補欠選挙のみの投票所入場整理券で、しかも、以前の住所地の投票所へ行かなければいけません。
さらに、「投票には必ず『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』の提示が必要となりますので、最寄りの市区町村で事前に交付を受け、投票所(期日前投票所)へお持ちください」と書いてあります。ふぅむ、「引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書」って? まさか、有料じゃないでしょうねぇ、300円くらいとか?
△△市役所へ行き、市民課の窓口で20代前半と思しき女性に「投票のご案内」を見せて「ここに書いてある『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』というのを交付してほしいんですけど」と言いました。すると、「住所を・・・証明書? 何ですか、それ?」と逆に聞かれたのですよ(・ω・)。
「知らない。ここに『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』を最寄りの市区町村で交付してもらえと書いてあるからここに来たんですよ」と言ったら、その人、「う~ん、住民票じゃないですか?」と言いました。あのね、「住民票じゃないですか?」と言われて「分かりました、それ、下さい」なんて言えませんよね。
「住民票ですか???」と言ったら、今度は「住民票でいいと思いますよ」と言って涼しい顔・・・無表情の笑顔! 分かります? 一見笑顔だけど無表情なんです! 住民票なら前に取ったのが1枚余っているからそれを持っていけばいいかなぁ・・・、でも、この人の言うことを鵜呑みにしていいのだろうか?
ちょっと前に◇◇市在住の友人が「県議会議員補欠選挙は△△市の人も投票するんじゃなぁい?」と言ったとき、私は「◇◇選挙区だけなんじゃないんか?」と言ったのですが確信はありませんでした。そのことをふと思い出し、「今度の県議会議員補欠選挙はあなたも投票するの?」と聞いてみました。すると、その人は「投票すると思います」と答えたのです。△△市の人も投票するのか。でも、また「~と思います」だよ、何だよ、「~と思います」って( ̄~ ̄)。
「ふぅん、でも、選挙ムードないよね、△△ではポスターも全然見掛けないしぃ」と言ったら、無表情の笑顔で無言。ここでやっと隣の席の年長の女性が「どしたん?」と寄ってきました。「これなんですけど」とその人が「投票のご案内」を渡すと、年長の女性は「確認してきます、お待ちください」と言ってそれを持ってどこかへ行きました。
しばらくして、その2人とはまた別の女性が「こちらへどうぞ」と言ってきて、空いている窓口へ案内され、やっと「申請書」が出てきました。ワープロで打って原本を作り、コピーして使っているといった雰囲気の紙です。住所と氏名を記入、捺印、15分ほど後に証明書を出すから取りに来てくれとのこと。
前の2人は全く分かっていなかったようなので、その女性(3人目)に「こういうのはあまりないことなんですか?」と尋ねると、「1回の選挙について申請が1~2件、あるかないか、ぐらいです」、そして、「あなたは、今度の県議会議員補欠選挙、投票するの?」と尋ねると、「◇◇選挙区だけですから投票はしません」と答えましたからね、「ですよねぇ~~~、うんうん」と納得(⌒・⌒)。
それにしても、最初の人の対応は実にいいかげんです。分からなければベテラン職員に確認するという基本的なことができないのですね。20分ほどたってから再び窓口に行き、「どしたん?」と聞いてくれた年長の女性から証明書を受け取りましたが、無言です。料金を聞いたら無料でしたけれど、これでお金取られたら暴れるから!!!
次はいよいよ投票です。◇◇市役所の期日前投票所へ行きました。備え付けの「宣誓書」に必要事項を記入し、「投票のご案内(石川県議会議員補欠選挙 投票所入場整理券)」と、苦労して手に入れた(?)「引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書」を一緒に提出したのですが、目の前の長~いテーブル、投票用紙を交付する場所に10人ほど、ずらりと並んでいるのは・・・随分お年を召したかたがたで・・・。
前列のAさん、Bさん、Cさん、後列のDさん、Aさんの前にはノートパソコン、Cさんの前には投票用紙が入ったケース、どうやらこの4人で一組になっているようです。提出した書類をBさんが目の前に置き、「証明書があるから・・・」とつぶやく。Aさん「証明書があるから、OK? 進む?」、Cさん「・・・」。Bさん「ん~~~、証明書があるからぁ・・・」、Aさん「証明書があるから、OK? 進む?」、Cさん「・・・」、これが延々と繰り返され・・・(・ω・)?
後列のDさんが前に出てきて、その様子を見て・・・見ているだけ・・・無言。Bさん「証明書がある」、Aさん「証明書があるから、OKして、進む?」、Cさん「・・・」、Dさん「・・・」、おいおい、さっきから手が全然動いてないぞ! 苦労して取ってきた証明書なんだからねっ! そう心の中で叫びながらじっと待っていると、Bさんがやおら左手を挙げて「Eさ~ん、Eさ~ん」と手招き。
振り返ってEさんがいるらしき方向を見ると、呼ばれていることにようやく気付いたEさんがゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり・・・しつこい(^^;? だって、まるでスローモーションの映像を見ているかのように、ゆっくり、こちらへ歩いてくるんですよぉ。しかも、私たちの方へ最短距離で来るかと思いきや、長~いテーブルの向こうの端から後方へ回り込んでゆっくり近づいてきます。
うんむぅ~、一体どうしたというのだ? なぜこうもゆっくりなんだ? なぜお年寄りばかりなんだ? そして、またもや繰り返される会話、Bさん「証明書があるから・・・」、Aさん「証明書があるから、OK? 進む?」、Eさん「・・・うん」、やった! やっとAさんの手が動きました。そして、ついにCさんの出番です。EさんがCさんに「ここだけね」と3回繰り返して言い、Cさんが「あ、ここだけね」と言って手元の紙に線を2本引き、ようやく梔子(クチナシ)色の投票用紙を渡してくれました。
あぁ、やっともらえた投票用紙、このすべすべした感触、いいわぁ~(⌒・⌒)。ここまで随分忍耐したからでしょうか、たった1枚の小さな紙に感動しました。そうしてやっと投票を終え、投票箱の後方に座っていた選挙管理委員会の人に「『引き続き石川県内に住所を有する旨の証明書』ではなく『住民票』を持ってきたら投票させてもらえましたか?」と尋ねると、「それはだめです」という答えでした。あの無表情笑顔の女性の言葉を疑わなかったら無駄足を踏んでいたなぁ~┐( ̄д ̄)г。
じっと我慢で、全然苦情はおっしゃらなかったのですか?
人間ができていらっしゃる。
短気な私ならきっとかみついていたと思います。
昔を思えばだいぶ改善されましたが、
まだまだ「お役所仕事」は多いですね。
だいたい経費や効率を考えれば、なぜサッサとインターネット投票にしないのか・・・。
そうしないならせめて質問に即答できるスタッフを揃えよ!と怒鳴りたくなります。
放っておこうか言うべきか、悩みましたが、若い人には、それではいけないのだということを知らせるべきだと思い、翌日、△△市役所に行き、市民課の課長に事の次第を伝えました(⌒・⌒)。
◇◇市の選管にも電話して、「ささっと指示できる若い人を1人ぐらい配置してはどうか」と提案しました。
人材難・・・なのでしょうかねぇ、社会全体がそういうふうになっているような・・・。