流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

School Days 6話 を語る

2007-08-08 12:14:51 | <School Days>
今回はこの作品でもピカイチな回だったと思います。
やっぱ折り返しの話になるからでしょうか。

冒頭から凄い。世界を誘いこでんる誠→朝チュンでしてやったりのしたり顔を見せる、という男が女を落としたときの嫌らしさしか感じない演出が、異性との肉体関係しか求めていない誠というのをはっきり現していて、憎らしい作り方してるなぁ、と思った。また『練習』を最初に言い出したのは世界で、いつの間にか誠が世界に練習を『させられている』ようなものの言い方が言い訳がましくてまた憎らしい(笑)

後半の挿入歌が入るところとか良かったです。携帯で言葉のメールを世界に転送することで、誠の言葉では罪の意識から動いてくれない世界に言葉のメールを送りつけて、自分とやれる隙があることを教えてやることで、肉体関係を迫っていってる。今ならまだこの関係が続けられる、と。さらに世界は罪悪感を感じながらも、誠が追い込んでくる状況に自分から流されていってる。お互いが言葉を意識しながら、どちらからも言葉に本当のことを言わずに互いを誘い込んでいる。きっかけは世界が誘い込んだ『練習』からになると思うんで、世界に責任を押し付ける格好になるのかなぁ。最終的に責任の擦り付け合いになりそうなのがここの怖いところで、展開がどうにでも転がってしまう。そして一番最悪なのが言葉の味方になってくれる人が家族以外にいなくなりつつあること。この先はかなりツライ展開が続きそうです。

世界に言葉のメールを送ったのは筆談や会話で拒否された教訓を活かして、なんだろうか。電子的なメールならどこか遠くに感じる、相手との距離感を麻痺させるような部分がある、ということなんだろうか。その辺、ケータイ文化を特に考えたことがないからちょっと突っ込めないな。

絵コンテ:田中宏紀 演出:四辻たかお 作画監督:田中基樹 原画:田中宏紀

今回は結構力入ってる感じだなぁ、と思ったら一人原画で驚きました。今回絵コンテも担当されてるみたいです。各キャラの距離感なんかがうまく出ていたと思います。個人的には俯瞰構図で足を見せるカットが多かったのが気になったなぁ。動かすの大変じゃないのかなぁ、とか思ってみたり。レイアウトやキャラの表情にも気を使われていて良い感じの回だったんじゃないかと思います。





上のとこはなんかシャツっていうかレオタードとかに見えなくもないような。世界の思いつめた表情などがことを深刻に受け止めていることがわかるけど、この後一向に言葉に真実を告げようとしないところが…。腕をガッガガ動かしてるところとかなんか怖い。今回動かしたり止めたりするところの演出意図を汲んだようなところが多くて良かったです。やっぱコンテから入ってるんでその辺のテンポも気を使ってるんでしょうか。独特な構図もいいですが、止めで語る絵もなかなかでした。



個人的にこの話で好きなカット。刹那がフッと振り向くところです。なんかこの『フッ』と気取ったような感じが刹那らしい感じで個人的に好み。でもちょっと素人目に中割りのミス?っぽいところが刹那まわりで見られたような・・・?



なんとなく攻め立ってるようなレイアウトがなんか怖いわ。

どうでもいいけど、以前誠が使っていた恋愛の練習本?みたいのが世界の『練習』にかかってるなら今回世界史の教科書が意味深?に置いてあるのも何かの伏線なんかなんでしょうか?


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