流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

トップをねらえ2 全6話を総括して を語る

2006-08-25 19:52:43 | ■GAINAX
『ずっと友達でいてくれれば!』
このセリフで砕けた。

前作の裏と考えて、ただのサイドストーリーと考えれば、別にコレでもいいんですがねぇ。
ただ『2』の名を冠している以上、比較されるべきであると思うんですよ。
勇者王を勇者シリーズじゃないと言う人と同じになりますが、まあ、ごめんなさい。



個人的にダメな理由

●心に残る名場面がない
●動くし派手だが、燃える演出が特にない←敵の魅力なんて皆無だし
●努力と根性は前作から拝借
●トップのメイン『努力と根性』の解釈に萎えた
●そもそも、キャラクターたちが一般的な努力と根性を必要とはしない設定だった
(コレは狙いがあってだろうけど)
●結局、前作はすばらしい!で終わった←力不足を露呈
●前作の名場面からの引用が目立つ←しかもヘタレ
●声優さんの演技が面白くなかった
●ノノ、ラルク以外、大してキャラが立ってない←ここは痛いな


なんか流動的なんですよね。ここぞ!というカッチリとした場面がない。
ガオガイガーFINALとかは逆にガチガチすぎな印象でしたけどね。
でも、そういうのが王道の柱だと思うんですが。結局、ノノとラルクの世界で終わってるんですよ、このアニメ。
それ以外を見ようとしない。だから広がりにくい。
しかも、終わり方はアレしかないと思ってたら、その通りに。味がないなぁ、おい。


前作の時をめぐるドラマは面白かったのになぁ。
色んなキャラがそれぞれの時間で生きていた。そこで生きようと、努力していた。
トップ2はノノとラルクの世界。
前作を知っていて、そんな閉じた世界を見せられてムカつかないわけがない。


まあ、キャラ萌えならいいんでしょうけど。置いてあれば勝手に出てくるのが萌えですからね。
このどうしようもなさを、前作のBGM『ガンバスター』『ノリコ』を聞いて忘れようとしてます。
やっぱあのガンバスターの不屈さというかはなかったし、
ノリコのような純を、魂を叩きつけるような演出はなかったかなぁ・・・。

4話の7号登場シーン、5話の星を動かすラルクぐらいか?声優って大事だ。
正義の闘いこそ燃え!って言う人がいましたが、正にそうだと思い知らされました。
敵無視で、2人で語り合って敵アッサリ撃破ってのはなぁ・・・。

トップ2の価値はバスターマシン7号、田中公平先生の音楽、有名アニメーターの作画ぐらい。
サントラと原画集は買ってみるか・・・。
公平先生はトップは忘れたいらしいけど、今はどうなんだろ?やらされて。


まあ、トップ2は前作と違った試みをしたのが面白くなかっただけだと思います。
名作と呼ばれるものをキャラを変えて、
しかも前作と絡めるなら、2は前作を立てる役回りしかなかったんだ、とつくづく思う。

たぶんそういう予感があったからトップ2見たくなかったんだろうなぁ。
見事セブンに釣られてしまったけどね!(笑)


鶴巻監督もフリクリで似たようなことやってたし、こっちもこうくるとはね。
つか↑で挙げたのほぼ『フリクリ』にも当てはまるな。
脚本家も同じだしなぁ。やっぱ熱血スポ根王道を貫いてほしかったね、この作品には。
それが前作への最大の誠意だと思う。

合体劇場版というのがある意味わかりやすいかもね。
前作と本格的に混ぜて~、っていう。

だからスタッフの使い方を失敗したんだと思って忘れる・・・。

結局トップを目指さなかったアニメ。そんなものトップではありません。

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