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首から下げてるもの=男いるアピールではなかったのか。
まあどうでもいい話は置いておいて、
階段を下りるシチュエーションと揺れる髪が目立つシーンでしたね。
足元がお留守になってるところから痛い目を見る、というアバンで、
本編での足の描写につながるような布石のシーンだったのかな。
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ランプの光が目立つ回だったので、ここの処理なんかもちょっと気になる。
今回のテーマの一つに夜のシーンというのもあり、
ランプが持つ雰囲気というのが気になる感じだったかな。
魂狩思い出しますね、とか、この溜めはAIR 3話的な?
親子関係の不和と解消と言えばAIR 6話、とか、旧作を色々と彷彿とさせられたかな。
The SoulTaker ザ・ソウルテイカー ~魂狩~ 3話 を語る
境界の彼方 10話 を語る
響け!ユーフォニアム 7話 を語る
参考リンクの記事が既に10年前の記事とか可笑しいですね。
そして変化の連続なんだなというのも感じる。
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虚構。
モノローグ、心の声の場面でこういう絵っていうのは、
正しく心が虚構という意味を含んでいるのかな。
それをヴァイオレットが読み切れないところを狙ってるんだと思いますが、
この己を見るアイリスは後半のアイリスと花の関係への伏線なのかな。
己という虚構、というテーマというか。
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足元が疎かに。
この話数は足見せるカット多いですね。
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2話の感想で武本さんだったら足元見せてないかも、
と書きましたが、全体像を見せず接写でお辞儀を見せるインパクトが凄くて、
こう来たかと唸らされたな。
そしてやっぱ武本さんにお辞儀させるか、とその点も楽しかった。
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アイリスの横顔、いつの間にか切り返して反対側から。
ヴァイオレットの持つインパクトがアイリスを喰ってしまい、
シーンを変えていくのが面白いですね。
いつの間にそんな存在になっていたのか、という点を含め。
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田舎の田園地帯っていうのは日本の風景だとあまり意外性ないですが、
ファンタジーで水田とか描かれると新鮮ですね。
西洋的な風景で水田があまり描かれないからか、新鮮な風景に思えたかな。
夜にはなぞの生き物が鳴いてるっぽいし。
カエルの姿を描かないことでファンタジー性を保持してるのかなという印象。
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手紙は出さないで。
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タイムラプス。
オフセリフ入っていると時間の流れと現在との不一致が違和感になりますが、
ほぼ毎話挿入されてきているので、ある意味新鮮なシーン。
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今回はシーンの尻になる部分だったり、
ちょっと熱くなってるシーンの途中で俯瞰を入れて説明的になったりとか、
そういう使い方が目立ちましたが、
ここでは夜空を見せる溜めとしての俯瞰という感じだったかな。
溜めを作るという武本さんらしいシーン。
アニメ雑記 AIR 3話 を少し語る
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ここなんかはアイリスが走り去っていくのをまじまじと見せるのかと思いきや、
いきなり扉が閉まるカット、そこから俯瞰でどういう配置か見せて、
状況を見せたりと。
俯瞰の多さは前回も気になりましたが石立さん的な考え方なのかな。
虚構やタイムラプス、エメラルドのアップ、EDなど見るに、
監督の意図が強く反映されてる画面というのを改めて感じます。
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靴を脱ぐ。
失敗を恐れる絵、歩みを止めるイメージですかね。
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接写で見せる。
手紙を出さないで、のシーンで窓と重ねてアイリスを描いていましたがここも同じく。
電車のシーンでも窓への映り込みなどが印象的でしたが、
これは前回の扉に対応するような感じなのかな。
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スカートがふわっと舞ってへたり込む感じとか印象的ですね。
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新たな灯。
1話、2話でも印象的な使われ方をしてましたがちょっと見落としてたかな。
アイリスの過去がヴァイオレットに新たな日を灯す、という。
BGMの盛り上げ方がミスリード的な感じで、
アイリスの過去語りがいつの間にかヴァイオレットの成長へと繋がる感じで、
いいシーンだけど、アイリスのシーンとしてはちょっとアイリスを足げにしすぎてる感も。
まあ失恋なんてそう引っ張ることじゃないという意図もあるんでしょうが。
思い人も階層以外では姿も見られませんしね。
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ここも俯瞰でしたね。
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ヴァイオレットのエメラルドは光らず。
しかしヴァイオレットの瞳は揺らめく。
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足の指で反応を描くか、など。
失恋の話をヴァイオレットにしているときは特に何も反応しなかった足の指が、
両親への手紙を進められたところで反応する。
失恋相手には、もう思いを伝えた相手について語るのは簡単だけど、
大切な両親には伝えるには体が強張る。勇気がいる。
そんなところを見せてくれるのが印象的でしたね。
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まばらに出来た水たまりに映る己、
体を分断するような絵っていうのを昔だったら入れていたのかもな、
というのをちょっと考えてしまった。
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アイリス。
窓の外一面のアイリスは、アイリスの名そのもの、アイリス自身。
まあ勿論それは虚構なんだけども、
花を鏡と見立ててアイリスが見る景色、即ち己を見るとしているのが面白いところで、
冒頭の電車内で窓に映る己と対比的に見せてるのが面白いなと。
自分を肯定的に見るというのを、己の名を意識させることで行うというのも新鮮で。
ヴァイオレットが己の名の意図に、そんな花の美しさに向き合えるのか、
花としての自分を肯定できるのか。
そして風景に反応するヴァイオレットは、
前回の少佐の願いを反芻するヴァイオレットの延長線上にあるもので、
その内側は今回も見えないけれども、確かな積み重ね、
歩みを見せているのが気になるポイントですよね。
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少佐の思いはヴァイオレットに届くのか。
今後の少佐の出番がまた楽しみになってきました。
脚本:吉田玲子
絵コンテ:武本康弘
演出:澤真平
作画監督:角田有希
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