hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

菖蒲湯のヨモギを探して

2015-05-06 05:00:27 | 日記

5月5日は現在では国民の祝日であるこどもの日だが、もとは端午の節句と言って男子の健やかな成長を祈願し、各種の行事を行う風習がある。

我が家では他の家同様に鯉のぼりなどのついた玩具を飾ったり、鯉の掛け軸をかけたりする。

さらに昨年のブログに書いたように粽や柏餅を食べるが、いつものように予約してある富ヶ谷の岬屋という店に買いに行く。実は菖蒲湯のための菖蒲を昨日求めたのだが、一緒に付いてくるはずのヨモギがなかったので併せて探す羽目なった。

菖蒲湯は名前の通り菖蒲の葉や根を入れるが、これは昔の中国の言い伝えに菖蒲は病邪を打ち払う薬草とあり、宮廷では戦国時代くらいからの記録がある。庶民も江戸時代に入り、自宅の風呂や銭湯で菖蒲湯に浸かったようである。実際に根の部分には鎮痛・血行促進の効果がある。ヨモギにも保湿効果や肩こりに効く効果があるため、一緒にいれて楽しむことが多い。


前置きは長くなったが、駒場東大前駅を下北沢寄りの出口から出て、東大構内に入る。左側には清流が流れ、右側の藪では近くの人が蕗を採集している。


周りにはヘビイチゴが実り、タンポポのわたぼうしが揺れる、この風景を見るととても高級住宅地の目黒区とは思えない。しかし、中々ヨモギを捜せない、と言うのも直前に一部は草が短く刈られ、さらにイネ科や竹が蔓延っているからであろう。止むを得ず一旦諦めて、肝心の岬屋に向かう。

岬屋はやはり端午の節句と言うこともあり、人が並んでいる。予約してあるので無事に水仙粽や柏餅を購入、そして、東大構内に戻り、再度探索することとなった。ランニングする人たちの迷惑になりながら、色々と足を踏み入れるが、ヨモギは中々見つからない。

そして探索後15分、野球場のセンター後ろの草原でようやくヨモギを発見。ヒメジョンやタンポポ、ヤブガラシ、ナズナ、ツユクサ、ナガミヒナゲシ、ヒメムカシヨモギなど他の植物は多いのになぜこんなにヨモギは少ないのだろうか。まあ、何とか発見できたが。


当初目的は達成し、東大を後にする。そして夜は柏餅を食べ、ゆっくり菖蒲湯を味わうことができた。まあ、来年のヨモギ確保は大丈夫であろう。