hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

森下駅(都営新宿線、大江戸線)

2015-05-29 05:00:09 | 日記

『metroに乗って』その19。今回は森下駅で降りる。この駅は元々1978年12月に都営新宿線の開通と共に開業、その後2000年に都営大江戸線の駅も開業、乗換駅となり、都営新宿線の快速停車駅となった。


駅を降りると新大橋通りと清澄通りの交差点辺りに出る。そこから清澄通りを南に行くと『カトレア』というパン屋があるが、この店こそがカレーパンの産みの親である。もちろん、今も看板はカレーパンだが、他にも美味そうな焼き立てパンが並んでいる。


その先を左に曲がると深川神明宮の前に出る。境内には神輿をいれる倉庫が並び、下町風情、隣には幼稚園。また。日本画家の伊東深水生誕地の碑がある。



この辺りには小規模な紙問屋や印刷工場が立ち並び、フォークリフトや印刷機の音がする。


清澄通りに戻ると目の前が高くなっているが、これが高橋(たかばし)。小名木川に掛かる橋で左手には水門がある。かつてはどぜうの名店『いせ喜』があった辺りだが、今はマンションになっているのは少し寂しい。




この辺りは高橋という地名だが、丁(目)のない、地番だけの小さなエリアである。

橋の袂には二代目中村芝翫の邸宅跡があり、川を渡らず、小名木川沿いに7分ほど歩くと隅田川にぶつかる。


その手前には芭蕉稲荷、かつての芭蕉の草庵の跡、つまり『奥の細道』の最初の段に出てくる『杉風が別所』である。その先の階段を上ると芭蕉像が隅田川を見渡している。あまり知られてはいないが、この像は時間によって機械仕掛けでその向きが変わる。(普段は隅田川方向に向いているが、午後5時になると左側の清洲橋方向に動き、さらに午後10時に元に戻る。)こんなトリビアも街散歩にはいい。



また、さらに少し隅田川の上流に行くと資料館もある。この辺りは川も広く、川を渡る風が心地よい。


少し来た道を戻り、芭蕉そばという立食い蕎麦屋や渋い酒屋の前を通って、高橋まで戻り、右に折れて小名木川を渡るともうすぐに清澄白河駅。


意外に近く駅間(出口から出口)は500mくらいしか離れていない。ただ、この辺りの下町散歩は中々楽しいが、暑い季節は日陰がなく、汗塗れになりくたびれる。もうそんな季節なのかと実感した。