hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

水道橋周辺の坂道(2)

2015-09-05 05:00:40 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その53。水道橋周辺の坂道の後編。もう一度水道橋駅までもどり、白山通りを巣鴨方向に向かい、少し行って右に曲がる。すると桜蔭学園に沿ってジグザグに上がる坂道があるが、これは『忠弥坂』と呼ばれている。



その由来は丸橋忠弥の槍の道場が坂の上にあり、慶安事件で捕らえられた場所が近いことによる。下から見るとジグザグがはっきりしている坂道である。



坂を登り切り左手に曲がり、突き当りを右に行くと広い道に出る。これが『新壱岐坂』である。

これは元の壱岐坂と東洋学園大のあたりでX字に交差しているが、関東大震災の復興計画に従い新たに作られた坂である。このため、元の壱岐坂は上下で分断されたようになっている。



その壱岐坂は彦坂壱岐守下屋敷があったため、その名前が付けられたものである。上半分ははっきりわかるが、下半分はやや分かりにくい。


坂を下りると目の前に後楽園遊園地が見えてくるが、大通りの1本手前の道を左に曲がると金毘羅宮東京分社が見えてくる。やはり、水産業や水運業からの奉納が多いが、狛犬が中々変わっていて面白い。また、その隣には水道橋稲荷もある。



水道橋は御茶ノ水に向かっても、春日方面に向かっても坂道が広がっているが、元は本郷元町と言った一角で、学校が多い。ただ、小学校は廃校になり、住んでいる人はへってきているのかも知れない。