hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

鉄砲洲稲荷神社

2015-09-19 05:00:06 | 日記

鉄砲洲稲荷神社は八丁堀駅から10分のところにある。現在の住所は中央区湊一丁目、縁起に寄ると841年に凶作に悩む住民が生成太神(いなりのおおかみ)を祀ったことに始まる。今の周辺に江戸時代に移されたもので、江戸水路の入口にあることから船乗りの崇敬を集めた。さらに1790年には富士塚も作られ、人気があった。(ちなみに山開きの7月1日のみしか登れない。)


広重の名所江戸百景にも描かれ、この辺りは京橋川が隅田川と合流する河口から南に伸びる洲を鉄砲洲と呼んでいた。

その名前は格好が鉄砲に似ていたからとも、徳川家が入府の際に大砲の試射場があったからとも言われている。

今も大祭の際には数え切れない若い衆で賑わう神社も平日の夕方には人は殆どおらず、社殿で昼寝をしていた猫くんも殆ど動かない。寝ているのかと思い近づくと、ふんと奥に行ってしまう。まあ、のんびりと時が流れていく。


ここからわずかに南に行くと、今は聖路加国際病院があるが、このあたりに福沢諭吉が江戸時代末期に私塾を開いたのが、慶応義塾であり、日本の近代文化発祥の地の碑も残されている。