最近、吉祥寺の居酒屋の新規開拓が滞り気味で久々に新しい店に足を運ぼうと最新のHNAKO吉祥寺特集をチェック、リーズナブルで地酒の種類が多そうな店を発見し、早速予約して訪問。
店は吉祥寺ロフトから1分、地下1階にある『吟の社』。あまり新しくないビルだが、内装は新しく清潔感あり。入口で靴を脱ぎ、カウンターとボックスが4つ。こういった店の中では居住性がいい。カウンターに座ると目の前には冷蔵庫があり、地酒の山。メニューには60種類以上とあるが、看板通りである。
まずはビールで乾杯。付き出しは豆苗ともやしと柚子の和え物・卵の醤油漬け。味は中々、生卵はやや塩辛めかも。
周りの人の注文を見ると必ず刺身を注文しており、吟盛(5種)、吟々盛(8種)の2つがあるが、やはり種類が多い方と吟々盛にした。店の人から2人なら1.5人前がいいのではと言われ、応諾。
あと、ウニのコンソメゼリー、せせりの焦がし醤油、鶏とキノコのワイン蒸しを注文。
最初にせせりが登場、香ばしくて美味い。さらに刺身盛り合わせが登場。鯛が2種類、カツオ、ハマチ、ホタテの刺身と塩熟成させたイカ、甘エビ、サーモンが載っていた。まずは量が多い、これなら1人前で十分である。
熟成の方から食べるがいずれも味が濃くて酒のアテには丁度よい。サーモンは生っぽいスモークサーモン。刺身も何れも新鮮、特に皮付き鯛とカツオが美味かった。
酒は殆どが90ccで400円、どのくらいと聞くとコップに水を入れて教えてくれる。中々、親切である。
最初は小生が『萩の鶴』(宮城県)、連れ合いは『残草蓬莱』(神奈川県)をお願いする。もちろん、美味いが、酒を出し入れしすると奥の瓶が見えて中々楽しい。
次は『ちえびじん』(大分県)の搾りたて。これは美味かった。
少しずつ飲むと非効率ではあるが、暖かくなる前に次に行くので小生の様な酒量が落ちたものにはいい。次に登場した『ウニのコンソメゼリー』はウニは美味いがコンソメの味の焦点があまりはっきりしておらず、残念。
次の酒はどうしても気になる般若ラベルのお酒。メニューに無いので聞くと、『鬼夜叉』
で新潟県佐渡の『北雪』と同じメーカーのもの。頼むと瓶が最後と1.5倍くらい注いでくれる。かなり男っぽい酒。しかし、注文した『鶏とキノコのワイン蒸し』にはよく合う。酒飲みはやはり大盛りは嬉しい。
最後に『グリーンアスパラのわさび醤油付け』を頼む。
酒は『山本ブラック』(秋田県)、ラベルにある通り香りは強くないが、酸が立ち、切れ味のよさはさすが。相方は最後に『冩楽 純米吟醸』(福島県)、少しお相伴したが、流石に美味かった。
酒のラインナップはさすが、新政のラピス、獺祭の純米吟醸、奈良萬など、値段もリーズナブルでまた来たい店である。
吟の杜
武蔵野市吉祥寺本町1ー8ー14
0422275698