旅を続けていると名所や旧跡もいいが、少しウィットに富んだ看板やゆったり過ごす動物、ほのぼのとしたポスターなどに心癒やされる事がある。
今回の旅行はまず東北道で白河ICまで走り、そこから国道289号線に乗り、大内宿を目指したが、途中の甲子高原の『座頭転ばし』展望台(福島県西白河郡西郷村)で見た看板。(冒頭の写真)『西郷は空気もいい。水がいい。住むには最高、熊の俺もそう思う。』と書かれているが、実は反対には「熊注意」の看板もある。ただ、熊の表情がなかなかいい。
次は大内宿に着いた後、茅葺の家を撮ろうとカメラを抱えたら、なぜか目の前の猫がグデグデ。そばに寄っても平気らしい。実は前日にマタタビをこの辺りに置いてその香りを楽しんでいる図らしい。
因みに見学を終え、戻ると件の猫くんは座布団の上で気持ちよさそう。
次は大内宿で見た看板。消火施設の上の木の蓋に貼られていたが、大内宿は江戸情緒を残しているからか、『消火施設が埋設されています。この上にあがってはなりませぬ!』。これが最後が『いけません』なら面白くないが、こう書いてあれば誰もこの上には乗らないだろう。
その後、寺社や城を回り、会津若松で飲みに行ったのだが、そこで見た『あかべー』のポスター。中身は写真のとおりだが、お店の人の旅人への暖かさがよく伝わる。
最後はおまけで、居酒屋の隣の小さな神社にいた猫くん。こいつも逃げないどころか、ポーズを決めてくれる。大内宿や会津若松はのんびりしていて楽しい街である。