菅首相と小沢元民主党代表の会談が不調に終ったらしい。菅首相が直接出動したということで本物の政局になるのは間違いない。大波乱は避けられない状況になった。
たった今、注目されていた韓国の軍事演習が始まったとニュース速報が入ってきた。北朝鮮の出方次第で大事になりそうだ。こういう時に限って難しいことが続けて起こる。
もしかしたら、今夜から明日にかけて歴史上の重要なターニングポイントになるかもしれない。
不思議なことは、政権が危なくなるとそれまで先送りされてきた懸案事項を首相は突然のように意思決定し始める状況を何度も見てきた。多くの場合、政権は既に死に体になっており政変にまぎれて折角の意思決定が実行されることがなかった。今回も何となくそんな臭いがする。
もう一つ感じることは、名古屋市長と議会の対立と、鹿児島県阿久根市長と議会の対立は、歳入不足と予算の使い方を巡る改革急進派と既得権益擁護派の争いであり、今回変身した菅政権か次の政権が直面する国政の前衛のように感じる。連動した政治運動になるかも知れない。■