旅行中は毎回腹一杯食べたのだが、昨日自宅に戻って就寝前に体重計に乗ると、意外にも旅行前と変わらないかった。たった3泊5日の旅で、いつもの間食をせず、旅先の食事は炭水化物が少なく、ホテルの朝食が健康的なオートミールだったからか。<o:p></o:p>
血圧も変化はなかった。午後いつものジムに行き、体力測定・バイクとトレッドミルの有酸素運動・ウェイトトレーニングをやった。旅の疲れで体力が落ちることもなかった。だが、体のどこかで疲れを感じる。書き始めたのは夕食後の9時過ぎ、時差ボケのせいかもう眠い。<o:p></o:p>
旅行中、14年前のハワイが大きく変わったと感じた。私自身もホテルに着いた時から変化を感じた。以前より英語が下手になったように感じた。英語が聞き取れない。単語が出てこず話せないのだ。話し相手のボディランゲージを感じ取り、まだ健在の度胸と数少ない決まり文句で何とか意志を伝え部屋を確保した。だがたった3日では昔の感覚を取り戻せず、帰国することになった。<o:p></o:p>
ノースショアのひなびたレストランで「ハイチヤ」が必要かと聞かれ、何のことか分らず何度も聞き直した。だが、英語の素養のない長男の嫁はすぐに分かったようだ。孫の為の「ハイチェア」(子供用椅子)のことだった。耳も悪くなったのじゃないのと娘にからかわれた。度胸だけでは不十分だった。<o:p></o:p>
旅の最終日、息子が借りたレンタカーの返却前にガソリンを入れようとしたが、クレジットカードが受け付けられなかった。事務所に行くと係員がマニュアルで処理してくれた。日本から持って行ったカードは米国のZIPコード(郵便番号)がないのが原因という。何度もレンタカーを借りたことがあるが、こんなこと知らなかった。<o:p></o:p>
それやこれやでフライトのチェックイン時間の締め切り時間を過ぎていたが、昔と違ってホテルを出る前にWebチェックインという便利な手続きができたので心配せずに済んだ。空港で長い列に並ぶ必要もなく時間を節約できたからだ。Webチェックインは旅行中携帯したiPadで簡単に処理した。娘によると、今では別に珍しいことではないらしい。<o:p></o:p>
ホテルにチェックインすると鍵の替りに磁気カードをくれる。磁気カードがないとエレベーターにも乗れないのでセキュリティ管理にもなる。このカード入れた袋にホテルのWiFiアクセスのIDとパスコードが印刷されており、これでネット・アクセスできる。旅行中は日本や世界のニュース・マーケット動向を調べ、メールをチェックし市内のレストランを探した。もうiPadを手放せない。<o:p></o:p>
今思い出して何が一番楽しかったか、それは家族と海外旅行できたことだ。何といっても孫の存在だ。彼の笑顔を見ると困難な局面に遭遇しても元気が出てくる。35年前の私は仕事に熱中し、子育てを放棄したも同然だった。その償いという訳でもないが、子供や孫に出来るだけ色々な経験をさせてから私の最後の役割を終わりにしたいと思う。■