今朝のNHK情報番組「あさいち」で最近では初めて沖縄の声を聞いた気がした。先の県知事選以来特にその傾向が強いと思っていたが、普天間基地の辺野古移転について沖縄の人達は全面的に反対という声ばかりが報じられるようになっていた。野党の主張ならあり得てもそれが沖縄の声ということはあり得ない、マスコミの偏向報道だと私は思ってきた。何故それ程極端に絶対反対の声しか伝えないのか不思議でならなかった。
「あさいち」が伝えた沖縄の声は思っていた通り、反対・賛成では片づけられない複雑で誤解を恐れず言うと屈折したものだった。番組ではそこに住む人たちの生の声が流れて来た。私は知らなかったわけではない、ただマスコミが全く報じなくなり生の声を久しく聞いてなかっただけだ。昨今の反対一本槍の報道は、意図したかどうかは別として、反対派を強く支持して政府の基地移転を最悪迷走させる一助になる可能性がある。万が一そうなると普天間基地も国の安全保障も宙に浮く事態になる恐れがある。誰もが不幸になるシナリオだ。
又しても、NHKはやってくれた。中立を建前とする報道番組の偏向を、ある程度報じる人の偏見が混じる前提のはずの情報番組が、生の声を証拠に「オイ、違うんじゃないか、こんな声も無視できないほどあるぞ」と断じてしまった。それでこそNHKだ、よくやった、メディアの責任を果たした私は思った。江戸の仇を長崎で、みたいなところはあるが。誰が計画したか分からないが、取り敢えず、よくやった有働さん。
先月22日に「不幸な国民」と題してマスコミ報道の種々の問題を指摘し、その中で沖縄の声が聞こえてこないと投稿した。マスコミがきちんと情報を伝えないのに1,0(賛成か反対)の答えを求められ(選挙や世論調査で)、それに影響されて政治が決まる日本人は「不幸な国民」であり、マスコミの責任が極めて重要だと。色々他のメディアはNHKの問題を指摘するが、私はやっぱりNHKが一番まともなジャーナリストに見える。■
「あさいち」が伝えた沖縄の声は思っていた通り、反対・賛成では片づけられない複雑で誤解を恐れず言うと屈折したものだった。番組ではそこに住む人たちの生の声が流れて来た。私は知らなかったわけではない、ただマスコミが全く報じなくなり生の声を久しく聞いてなかっただけだ。昨今の反対一本槍の報道は、意図したかどうかは別として、反対派を強く支持して政府の基地移転を最悪迷走させる一助になる可能性がある。万が一そうなると普天間基地も国の安全保障も宙に浮く事態になる恐れがある。誰もが不幸になるシナリオだ。
又しても、NHKはやってくれた。中立を建前とする報道番組の偏向を、ある程度報じる人の偏見が混じる前提のはずの情報番組が、生の声を証拠に「オイ、違うんじゃないか、こんな声も無視できないほどあるぞ」と断じてしまった。それでこそNHKだ、よくやった、メディアの責任を果たした私は思った。江戸の仇を長崎で、みたいなところはあるが。誰が計画したか分からないが、取り敢えず、よくやった有働さん。
先月22日に「不幸な国民」と題してマスコミ報道の種々の問題を指摘し、その中で沖縄の声が聞こえてこないと投稿した。マスコミがきちんと情報を伝えないのに1,0(賛成か反対)の答えを求められ(選挙や世論調査で)、それに影響されて政治が決まる日本人は「不幸な国民」であり、マスコミの責任が極めて重要だと。色々他のメディアはNHKの問題を指摘するが、私はやっぱりNHKが一番まともなジャーナリストに見える。■