かぶれの世界(新)

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老戦友は戦っている

2018-12-03 10:58:19 | スポーツ
この時期の東京は実家のある四国愛媛に比べ日が暮れるのが早い。薄暗くなり始めた昨日4時過ぎに思い立って多摩川沿いのジョギングに出掛けた。5kmを前にして右ふくらはぎに違和感を感じた。ピリッと微かな痛みを感じ、200mばかり歩いて海から30kmの標識の前で引き返すことにした。

軽い肉離れが起こったと自己診断した。少し足を引き摺りながら是政橋の手前まで戻り、府中街道を下り競馬場を過ぎ自宅までの夜道の5kmは長かった。ひっきりなしに車は通るが1台のタクシーもいなかった。競馬場から駅までの長い陸橋を通り、初めてエレベーターも利用した。

負傷の原因として思いついたのは、土曜日のバドミントン練習で足に疲れが残り、急に気温が下がりタイツ姿では不十分だった、長年の利用で底が堅めのトレイルラン用の靴のせい、若しくはその組み合わせかもしれない。プラス71才という年齢が原因に加わったのは間違いない。

先月帰京後にバドミントンクラブの練習に参加し、多少迷惑はかけても何とかついて行けそうだ、定点観測(その1)は暫定的にパスしたと内心思った。一昨日は年令別の日本選手権に参加していたリーダーも戻って来て、彼の目の前でまだやれそうだとプレイで示せたと過信していた。

リーダーは2回戦で敗退したそうで、毎年若い選手が年令別大会に参加してきて厳しくなっている。だが都の代表になり本選で一度でも勝つというのは大変なこととねぎらった。その彼も寄る年波には勝てず若い時の切れが無くなったが、それでも若い頃の体型を保ち頑張っている。

半年田舎に行って不在の間に、私の軽い肉離れなんかよりもっと深刻な状況になったメンバーが何人かいた。その一人は私より二つ三つ若い70才手前で、臍から下を切った手術痕を見せてくれた。彼は2週間前は足首を捻り、一昨日は目まいで途中退出した。それでもやり続ける気力が凄い。

もう一人は持病の腰痛を抱えかつて二度もブロック注射を打ったが、ついに脊椎の手術をしたと背中の痕を見せてくれた。彼は現役の社会人で練習に復帰して間もないはずだが、私から見れば相変わらず動きは早くスマッシュも強かった。

もう一人はリーダーと同じくバドミントンの社会人リーグで活躍し、数年前に関東シニア選手権2位になったが、姿が見えなかった。リーダーに聞くと特段の健康問題はないがバドミントンは1年間お休みするという。同年代の仲間は夫々に年を取り、夫々に戦っているのだと実感させられた。

一方で、膝の手術をしてこの3年間姿を見せなかった同期のY氏が復帰したと噂を聞いた。私が30を過ぎてバドミントンを始めた頃からのポン友で、市民大会とか多摩地区周辺のオープン大会にペアを組み参加し何度か入賞した。どこへ行っても最高齢扱いされる私には心強い復帰だ。

今朝起きるとふくらはぎの痛みは薄らいでいた。患部の湿布を張り替えた。無理せずに過ごせば、今週末の練習には参加できる希望が湧いて来た。老戦友は戦っている。■
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