来月半ばに帰京を控え一昨と昨日に庭師に庭の手入れをやって貰った。毎年この頃になると田舎暮らしが終わりに近づき、帰京前にやるべき事を済ませお土産を用意する、次々とアイデアが湧いて来て落ち着かなくなる。1年ぶりに会った二人の庭師さんも私と同じ様に年をとっていた。来年もお願いできるか、両方ともに健康を保てるか不安だった。もしかしたら帰郷出来ないと伝えた。
今年の猛暑もあって庭の手入れが殆どできず雑草が背丈近く伸び、かつ体調も十分でなかったので私はほとんど何もしてなかった。初日は庭師というより草刈りをして貰い、二日目から本来の庭木の手入れをやって貰った。二日目の午後外出から戻ると休憩中の庭師さんが疲れた様子で東屋のテーブルに突っ伏して休んでいた。その気持ちはよく分かったが、やはり心配だった。
母が長年かけて育てた隣家との境の茶木と五月の生垣は、雑草を処理して貰ってもデコボコでかなりみっともないまま。だが、それは庭師のせいではなく毎日手入れした母がいなくなったからだ。生垣はまだ残っているが、シャクヤクやユリなどの庭の花は雑草の中に消えてしまった。
私が最もがっかりしたのは庭の柿や梅の実が今年は全く実らなかったことだ。近所も事情は全く同じで毎年頂く好物の柿が、今年は頂けなかった。どこの家も同じ事情だと庭師は言う。だが、商売で育てている柿などの果物はちゃんと育っているという。確かにスーパーの棚にはある。
今年は4月半ばに帰郷した時から実家は異常だった。家の中はカメムシの死骸が沢山転がっていて、その後洗濯物を干すと時折カメムシが付き臭いが酷かった。一方、蚊や蛾とかゴキブリなど気持ち悪い虫は、今年は殆ど家の中に入ってこなかった。猛暑が良い方向に影響したのかもしれない、ただここに来て涼しくなるとゴキブリだけは時折目立つ様になって来た。
ゴキブリは見つけると直ちに処理するようにしてる。武器は殺虫剤で追い込み、ホウキかスリッパでぶん殴る、最後までしつこく追及して処理する。一方、蜘蛛とヤモリは見ただけで気持ち悪いが害虫を捕食する「幸運のお告げ」として放置している。家の外の蜘蛛は単にキモイだけだが。
帰郷以来ほぼ毎週のように歯科医の治療を受けているが、帰京後に自宅の近くの歯科医に診て貰うのを何とか避けたいと思うようになった。昨冬まだ東京にいる時、「他の歯科医で受けた歯の治療には余計に5000円払って下さい」と言われたからだ。だが、東京だろうと田舎だろうと変わらない、歯の治療は次から次の虫歯へと移っていく。東京でもそうなるだろう。
来月半ばの帰京までに全ての治療が終るか分からない。先生にはいつ頃帰京するかは言ってあるが、今日の治療が終わった時に余計な5000円の件は先生には伝えなかった。治療が終わると警察署に行き免許証の再発行の相談に行った。住所が東京のままだと再発行の手続きが面倒だ、当地の大洲警察署ではなく八幡浜警察署に行く必要があると言われ、帰京後手続きすることにした。■
今年の猛暑もあって庭の手入れが殆どできず雑草が背丈近く伸び、かつ体調も十分でなかったので私はほとんど何もしてなかった。初日は庭師というより草刈りをして貰い、二日目から本来の庭木の手入れをやって貰った。二日目の午後外出から戻ると休憩中の庭師さんが疲れた様子で東屋のテーブルに突っ伏して休んでいた。その気持ちはよく分かったが、やはり心配だった。
母が長年かけて育てた隣家との境の茶木と五月の生垣は、雑草を処理して貰ってもデコボコでかなりみっともないまま。だが、それは庭師のせいではなく毎日手入れした母がいなくなったからだ。生垣はまだ残っているが、シャクヤクやユリなどの庭の花は雑草の中に消えてしまった。
私が最もがっかりしたのは庭の柿や梅の実が今年は全く実らなかったことだ。近所も事情は全く同じで毎年頂く好物の柿が、今年は頂けなかった。どこの家も同じ事情だと庭師は言う。だが、商売で育てている柿などの果物はちゃんと育っているという。確かにスーパーの棚にはある。
今年は4月半ばに帰郷した時から実家は異常だった。家の中はカメムシの死骸が沢山転がっていて、その後洗濯物を干すと時折カメムシが付き臭いが酷かった。一方、蚊や蛾とかゴキブリなど気持ち悪い虫は、今年は殆ど家の中に入ってこなかった。猛暑が良い方向に影響したのかもしれない、ただここに来て涼しくなるとゴキブリだけは時折目立つ様になって来た。
ゴキブリは見つけると直ちに処理するようにしてる。武器は殺虫剤で追い込み、ホウキかスリッパでぶん殴る、最後までしつこく追及して処理する。一方、蜘蛛とヤモリは見ただけで気持ち悪いが害虫を捕食する「幸運のお告げ」として放置している。家の外の蜘蛛は単にキモイだけだが。
帰郷以来ほぼ毎週のように歯科医の治療を受けているが、帰京後に自宅の近くの歯科医に診て貰うのを何とか避けたいと思うようになった。昨冬まだ東京にいる時、「他の歯科医で受けた歯の治療には余計に5000円払って下さい」と言われたからだ。だが、東京だろうと田舎だろうと変わらない、歯の治療は次から次の虫歯へと移っていく。東京でもそうなるだろう。
来月半ばの帰京までに全ての治療が終るか分からない。先生にはいつ頃帰京するかは言ってあるが、今日の治療が終わった時に余計な5000円の件は先生には伝えなかった。治療が終わると警察署に行き免許証の再発行の相談に行った。住所が東京のままだと再発行の手続きが面倒だ、当地の大洲警察署ではなく八幡浜警察署に行く必要があると言われ、帰京後手続きすることにした。■