昨年頃から韓国の音楽や映画などが世界のエンタメ市場を席巻する勢いだそうで、月曜日の日本経済新聞は色々な視点から成功分析した特集記事を掲載していた。中でも私に心に響いたのは、韓国市場が小さいので最初から海外展開を前提として作られ、最近のネットフリックス等のグローバル時代の仕掛けに乗って急速に世界に広がったというものだった。
実は私は韓国発エンタメを一度も見たことが無いのだが、その記事を読んで仕事の経験でやっぱりそうかと納得した。90年代から私の仕事と係るエレクトロニクス分野でサムソンやLGが存在感を見せ始めていた。初めて韓国に行ったのは90年代初めで、急成長するパソコン市場に対応する為に国内調達では不足する電子部品の買い付けに行った時だった。
ソウルに飛んでサムソン(当時三星と呼ばれた)と会い、その後テグに行きLG(同じく金星)に会い交渉にあたった。同行したサムソン日本支社の担当営業に聞いたのが、社内の厳しい上下関係というのが印象深かった。一方、社内幹部として米国でMBAの学位を取った若者が働いていた。両方から想像されるのが今も続く韓国の格差社会の仕組みだと感じる。
出張前に訪問した日本のトップメーカーは、日本市場をターゲットに限定数を供給し実績を作り、徐々に生産を増やし世界進出するプランだった。だが、韓国市場は小さいためサムスンの若き経営者は最初から世界トップクラスを狙って部品供給する計画を立て実行した。当時の日本のIT技術は世界最先端だったが、この経営戦略の差が日韓逆転の源になったと思う。
それに先立つ20年間に高度成長時代を経験した日本は、後にバブルが弾けた日本的経営はリスクに対して用心深くなっていた。加えて、高度成長時代の成功要因だった日本のモノづくりの特徴は優れた職人業だったが、逆にその後のグローバル展開と経営のIT化を遅らせ足を引っ張った。韓国のように若いMBA出身者を経営に加えていたら事情は変わっていたかもしれない。
エンタメの世界にもそういった経営方針の差が出て来た。日本市場では日本特有の特殊なエンタメ業界で成功しても、世界では通用しないガラパゴスになってしまう。これって、エンタメだろうと最先端技術だろうと同じだと、記事を読んでつくづく思った。日本特有のエンタメがオタク文化を生み世界中にファンもいるのだが。
私は個人的には韓国に対して一言で好きとか嫌いとか言えない複雑な気持ちがある。サムソンみたいな世界トップレベルの企業でも社内上下関係の厳しさは聞いてやっぱりと思った。90年代末に何度か韓国に行く機会があった、韓国がアジア通貨危機から抜け出そうともがいている時だった。彼らが若干卑屈になっているのではと想像したが、彼らは思ったより前向きだった。
その頃から日韓の外交関係は慰安婦問題などで良くなかった。私は日本の報道の影響を受けて、国と国の約束が韓国大統領が変わる度に蒸し返すと嫌悪感があった。子供の時、江戸時代に西洋諸国と結んだ不平等条約を解消するために、何年もかけてやっと明治時代半ばまでかかったと教わった。それに比べて同じ問題を蒸し返す韓国という国は一体どうなっているのかと思った。
話は変わって、正直言って韓国女性は美人だといつも思っていた。だが私の周りには、韓国女性は概してスタイルが良く綺麗だと言うと、美人に見えるのは整形手術してるからだと友人は言い放つ。でも、韓国に出張して美味しい韓国料理を頂き、接待してくれた流ちょうな日本語を話す韓国人女性はホントに綺麗だった。ということでとても複雑なのです。■
実は私は韓国発エンタメを一度も見たことが無いのだが、その記事を読んで仕事の経験でやっぱりそうかと納得した。90年代から私の仕事と係るエレクトロニクス分野でサムソンやLGが存在感を見せ始めていた。初めて韓国に行ったのは90年代初めで、急成長するパソコン市場に対応する為に国内調達では不足する電子部品の買い付けに行った時だった。
ソウルに飛んでサムソン(当時三星と呼ばれた)と会い、その後テグに行きLG(同じく金星)に会い交渉にあたった。同行したサムソン日本支社の担当営業に聞いたのが、社内の厳しい上下関係というのが印象深かった。一方、社内幹部として米国でMBAの学位を取った若者が働いていた。両方から想像されるのが今も続く韓国の格差社会の仕組みだと感じる。
出張前に訪問した日本のトップメーカーは、日本市場をターゲットに限定数を供給し実績を作り、徐々に生産を増やし世界進出するプランだった。だが、韓国市場は小さいためサムスンの若き経営者は最初から世界トップクラスを狙って部品供給する計画を立て実行した。当時の日本のIT技術は世界最先端だったが、この経営戦略の差が日韓逆転の源になったと思う。
それに先立つ20年間に高度成長時代を経験した日本は、後にバブルが弾けた日本的経営はリスクに対して用心深くなっていた。加えて、高度成長時代の成功要因だった日本のモノづくりの特徴は優れた職人業だったが、逆にその後のグローバル展開と経営のIT化を遅らせ足を引っ張った。韓国のように若いMBA出身者を経営に加えていたら事情は変わっていたかもしれない。
エンタメの世界にもそういった経営方針の差が出て来た。日本市場では日本特有の特殊なエンタメ業界で成功しても、世界では通用しないガラパゴスになってしまう。これって、エンタメだろうと最先端技術だろうと同じだと、記事を読んでつくづく思った。日本特有のエンタメがオタク文化を生み世界中にファンもいるのだが。
私は個人的には韓国に対して一言で好きとか嫌いとか言えない複雑な気持ちがある。サムソンみたいな世界トップレベルの企業でも社内上下関係の厳しさは聞いてやっぱりと思った。90年代末に何度か韓国に行く機会があった、韓国がアジア通貨危機から抜け出そうともがいている時だった。彼らが若干卑屈になっているのではと想像したが、彼らは思ったより前向きだった。
その頃から日韓の外交関係は慰安婦問題などで良くなかった。私は日本の報道の影響を受けて、国と国の約束が韓国大統領が変わる度に蒸し返すと嫌悪感があった。子供の時、江戸時代に西洋諸国と結んだ不平等条約を解消するために、何年もかけてやっと明治時代半ばまでかかったと教わった。それに比べて同じ問題を蒸し返す韓国という国は一体どうなっているのかと思った。
話は変わって、正直言って韓国女性は美人だといつも思っていた。だが私の周りには、韓国女性は概してスタイルが良く綺麗だと言うと、美人に見えるのは整形手術してるからだと友人は言い放つ。でも、韓国に出張して美味しい韓国料理を頂き、接待してくれた流ちょうな日本語を話す韓国人女性はホントに綺麗だった。ということでとても複雑なのです。■
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