東京郊外の生活２０２１－２２（５）

大國魂神社の参道脇に点々と残っていた露店は２月になってすべて無くなった。無くなったら無くなったで少し寂しい。２月に入ると一段と寒くなり節約している積りだが電気料金が去年の７割増しになっていた。いつもなら何故増えたのか分析したはずだが、何故かやる気が起こらない。

関東に今年二度目の雪が降った１０日木曜日は私には理解不能な現象だった。都心と八王子に雪が降ったが、その中間にある私が住む府中市は雪らしい雪が降らなかった。一日中雨だったが雪は降らず、一瞬みぞれが降っただけ。テレビが報じた八王子や新宿の雪の風景を見て頭をかしげた。

テレビの天気予報の解説者によると、太平洋側の低気圧と日本海側からの冷たい気団との位置関係で微妙に曇ったり雨か雪に変わるという。素人の私には天気予報が当たらない言い訳のようだ。一方、関東の山側や山梨・箱根などは何時でも間違いなく雪が降る印象がある。

昨日は一転して散歩日和の好天で、我が家より１００ｍ程度高いと思われる多摩丘陵がどうだったのか、雪が降ったのか歩いてみようと思った。何時もの様に府中街道から是政橋を渡り川崎街道を多摩市桜ケ丘に向かい、鎌倉街道を経由して自宅に戻る長めの散歩道を辿った。

坂道を上ると桜ケ丘ＣＣ辺りで北側斜面の芝生や屋根に雪が残っていた。なる程八王子からの雪の境界がこの辺だったのかと一人で納得した。多分、誰もこんなことの為に１２キロも散歩する人はいないだろう。私には春休みに孫と雲取山を登る為のトレーニングを兼ねて歩く為でもある。

今日のお昼に天王洲アイルのレストランに家族全員が集まって孫の誕生パーティを開いた。電車の乗客や湾岸道路の車は少なかったが、原因は３連休中の中日だからということもあるらしい。コロナ対策を全廃したというスウェーデンに本社がある会社に勤める娘の夫に聞いた。

彼によるとコロナが解決し正常に戻ったら５０％出社程度になるだろうとのこと。長期間にわたって在宅勤務を実施した結果、通勤に３時間も使うのはもったいないという感覚が生まれた。一方で、新人や中途採用者には職場で顔を合わせて仕事出来ず不安感が生まれているという。

いつもは乗り物で通り過ぎるだけで天王洲界隈を歩いたのは今日初めてだった。天王洲アイルというのは運河に囲まれた島だからと初めて理解した。醸造所を併設したレストランＴ．Ｙ．ＨＡＲＢＯＲは席数が多くゆったりしたレイアウトで、家族連れの外国人客も見かけ洒落た感じがした。

私は歯がボロボロで肉を避けてシーザーズサラダとカジキの焼き物を注文した。シンプルだけどサラダが美味しかった。アメリカンスタイルのハンバーガーも美味しかったと好評だった。先月の新年会で行ったお台場のレストランより美味しい、また来ても良いと家内と意見が一致した。■