トップの辞任報道について感じた違和感を一言二言、最後に「落ち」もあります。
福田首相
福田首相辞任についてどう思うか聞かれて、「投げ出しは無責任」という声が圧倒的だった。「今まで辞めろ辞めろと言ってきたのに、辞めたら無責任というのは何故?」との視聴者の声にTVの「正論」コメンテーターは苦笑いして絶句。この程度だといえばそれまでだが。
その後の報道の多くは政局がらみの内容で(それも面白おかしく)政策がどうなるか中々論じない。ジャーナリストと名乗るなら、米国大統領選のように候補者を根掘り葉掘り徹底的に調べ上げ、候補者の適性があるか過去の行動と公約に矛盾や問題が無いか報じ問いただして欲しい。
最有力候補といわれる麻生氏支持の世論調査結果がまた腑に落ちない。麻生氏の最大の売りは財政出動だが、世論調査では大半がばら撒きに反対し財政規律を重要と考えている。一方で麻生氏が首相とし相応しいと支持されている。どうしてか私には分からない。
これでは福田氏の政策が良く分からないまま首相に選んだ時と変わらないのでは。メディアはこの段階で候補者の政策を明確にさせて選択させる責任を果たすべきではないのか。
北の海理事長
露鵬と白露山が簡易検査に続き専門機関による検査で大麻の陽性反応を示し解雇、北の海理事長はその責任を問われ辞任することになった。スポーツ界で野球やサッカーなどの大金が動くプロ・スポーツ、お金という点ではマイナー・スポーツなど、更に国によって処分の程度は異なるが、おそらく最も厳しい処分であろう。
他のスポーツ界で選手は罰せられても一定期間の出場停止や罰金までで、永久追放されない場合が多いと思われる。又、監督やコミッショナーまで責任を問われるとなると、大相撲だけではないだろうか。一般的には再チャレンジの機会までは奪わないのが妥当との判断があるからだ。
大相撲が文科省から補助金を受けて運営される国技という特殊な位置づけを考えると、その処分は一概に厳しすぎるとは私も思わない。しかし、処分根拠の説明責任は求められる。
私は、マスコミとそれにより形作られる(煽られた)世論は厳罰を求め勝ちで、最近もその傾向が強く出ているように感じる。叩いても安全だと分かると、メディアは徹底的に叩く傾向がある。理事長の顔が悪人面になるよう彼ら自身気付かないで写真を選択している疑いすら感じる。
検査結果が判明し、最終決着する前から理事長の進退問題をこれでもかと報じたのは果たして正しかったのか。「辞めさせることありき」の報道だったように私には感じる。
JR西日本社長
これは辞めないという人。2005年4月のJR福知山線の脱線事故から3年余経過し、JR西日本の山崎社長ら歴代幹部9人と死亡した運転手が業務上過失致死傷容疑で神戸地検に送検されたと報じられた。急カーブにATS設置を怠り事故を発生させた疑いだという。
詳細は不明だから断定的なことは言えないが、現時点で私が腑に落ちないのは容疑をもたれた人達が当時の鉄道本部長以下少なくとも監督責任があったと思われる幹部だったことだ。JR西日本はあれだけの事故を起した部門の幹部を次々と昇進させたという事実に驚いた。
日本の官僚組織は絶望的に自浄能力がない。民間会社でも組織が官僚化して改革が進まない場合はあるがこれほど露骨な人事は出来ない。しかし、JR西日本が元々国鉄で真性の官僚的性格を残していることを忘れていた。彼らが官僚だと思えば決して腑に落ちないなどと思うことも無かったのだが、うっかりしていた。■
sammyさんのような知的な内容のログでは
ないですが、お時間があるときに
ココログにも遊びにいらしてくださいね。
お待ちしてまぁす。。(*^^*)
お元気そうなのが分かり何よりです。
又、コメントください。
お元気でしたか?
私はデジを辞めて今はココログで静かに
のんびりやっています
また立ち寄らせてくださいね。
ログの内容に関係のないコメでごめんなさい