八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

なみあむだぶつ

2021年08月14日 13時26分00秒 | Weblog

盆の三日目。大雨が降り続いて、あちらこちらで、被害がでている。盆は、物を載せる器。盂蘭盆会の、盆は、霊を盆に載せて迎える行事から、一般家庭で、先祖様の霊を、迎える行事をいうようになったと、なにかで読んだ覚えがある。間違っていたら、ゴメンナサイ。画像は、お寺から頂いた。我が家には、介護中のばあちゃんがいる。いつか、この世との別れがある。頂いた教えの中に、この世から別れたら、西方極楽浄土に生まれることを願う信仰とある。なので、葬儀の後の、「清めの塩」は、使わないようだ。年に一回、三日間、先祖様を迎えるのが、お盆なんだなぁと。画像の中央に、「南無阿弥陀沸」とある。「南無」は、「お願いをする」、「お助けてください」とかと、いう意味のようだ。「阿弥陀仏様に、お願いをします」と、日々は、仏壇に、十念を唱える。ちなみに、「南無大師遍照金剛」、「南無釈迦牟尼」、「南無妙法華経」など、宗派によって唱える文句違う。以下、いわき市史第七巻民俗」より、引用しました。当地方の盆の風物詩の、「じゃんがら念仏踊り」は、太鼓を中に、周りを鉦で囲んで、念仏を唄う。念仏は、「ハーハイ、モーホーホーイ、ーーー」と、ちょつと妙な文句が続いて、「盆では米のめし おつけでば なす汁 十六ささぎの よごしはどうだい」と唄う。これが元歌になり、続けて、地区によって、「盆が来たとて なにうれしかろ 袷ほどいて 縫うひとえもの」。「念仏申したって だてには申さぬ 仏の供養だ 南無阿弥陀仏」。「花は千咲く 成る実はひとつ はやく無駄花 散らしたい」と、続けて歌うとある。現在は、街中では、居住する人が減少して、じゃんがら念仏踊りは、見られなくなった。明日は、精霊が馬に乗り、牛に荷物を背負わせて、帰っていく。

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