八十路徒然なるままに

人間の大事。餓えず、寒からず、風雨にをかされずして、閑かに過ぐるを楽しびとす。徒然草より

残りの花

2021年08月19日 14時30分56秒 | Weblog

これも、ばあちゃんの誕生日に、頂いた盛り花で、少し元気なのを、移し変えた。勢いが無くなってきた。当のばあちゃんは、今日も元気。朝ごはんの最中に、眠ってしまった。ダメかなぁと、眠り顔を覗いていたら、突然「うっふぅふぅ、うっふぅふぅ」って、想い出し笑いをはじめた。また、「ほっほっほっほっ」って、おちょぼ口で、何か楽しいことを、思い出しているようだ。介護が始まったころの事。「ばぁちゃん、配達に行ってくっから」と、声をかけると、「気いつけて、行ってこぉよぉ」と。ある時は、「疲れたなぁ」というと、「そんなに働かなくても、いいと思うよぉ」って。お説教は、「酒飲むなぁ、酒飲むと、死んじゃうからなぁ。この世からあの世へは、行けっけど、あの世からこの世には、来らんにぇんだぞぉって、先生が言っていたぞぉ」って。ある時は、「おめぇは、ポンツクだなぁ。ボンボツッコねぇんかだから、少し利口になりなぁ」って。当地方のことばで、馬鹿者を、「ポンツク」、「ホロスケ」、「オダンチン」、「タロスケ」と、ののしる言葉。「ボンボツッコ」は、頭のこと。こんなおしゃべりは、今はできない。まだまだ、元気でいるようだ。


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