八十路徒然なるままに

すざまじきものにして見る人もなき月の寒けく澄める、廿日のあまりの空こそ、心ぼそきものなれ。徒然草より

ちょっと危なく

2021年10月25日 14時11分32秒 | Weblog

ある日の夕食の時、在宅介護中のばあちゃんが、ご飯粒が、気管に入ってしまったが、事無き。ばあちゃんは、半分眠け、こんな時は、食べ物をのどに詰まらせてしまうのも、注意だ。眠気半分で、何やらお喋りをしていた。寝ぼけて、口をもぐもぐ。食べ物は、飲み込んでいた。おしゃべりしながら、口呼吸をしていて、ご飯粒を、吸い込んでしまった。気管支にに入った異物を、噴き出すのに、口を大きく開け、舌を筒状にのばして、げっげっげっっと、呼吸が出来なくなった。吸い込むと、異物が奥に入っていってしまうのか、ますます、げっげっげっけと、苦しみだした。顔を真っ赤にして、苦しんでいる。げっげっっと始まった瞬間から、ばあちゃんの背中を、どんどんどんと、叩いていた。たいがいの時は、三、四回叩くと済む。今回は、長く続いて、顔の血の色が、薄くなってきた。ベットを半分倒し、頭と首を支えて起こし、腰に近い背中から首にかけて、どんどんどんと、強く叩いた。げっほぉっと異物がでるタイミングをみながら、その瞬間に勢いよく、どっどっどっと叩いた。げっほぉっと、吐きだしたのをみると、ご飯粒のかけらと粘液状のもの、唾液かも。ばあちゃんの顔に、生気が戻り、深い息使いだが、眠りに入った。ご飯を半分食べ終えていたので、苦しんでいたのは、3、40分間だった。お医者さんからは、そんな時は、背骨の何番目かを叩くことと、注意を受けていた。叩く手は、半握りのこぶしで、小指側で叩くのが、良いようだ。

コメント (4)
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