八十路徒然なるままに

すざまじきものにして見る人もなき月の寒けく澄める、廿日のあまりの空こそ、心ぼそきものなれ。徒然草より

常磐ものは

2022年09月14日 14時22分43秒 | Weblog

画像は、月刊誌、NHKのラジオ深夜便の、9月号から、アンカーエッセー、後藤繁榮記の、「常磐ものは冗談ぬきの美味」の冒頭。「常磐もの」は、福島県沖のさまざまな魚のこと。いわき市の鮮魚店で、地元産の魚の美味さを、アピールしている。小生の一番は、寒い時期に食べる「めひかり」。一夜干ししたのを、さぁーっと焼いて食べる。鮮魚店目利きのなので、格別。思い出の魚料理は、近年は、食べられない、サンマの「ポーポー焼き」。これは、ばあちゃんの得意料理だった。さんまを叩き切りして、刻みネギを和えて丸めて、平たくして、両面をこんがりと焼く。醤油をちょろっとかけて、熱々のを食べる。また、ばあちゃんは、料理上手で、アンコウを丸ごと買って、白身の酢味噌あえ、茹でたネギを添えての、一品は、思い出深い。ネギは、数年前に自家消費の分を頂いたのが最後だった。アンコウ鍋の味噌は、ばあちゃんの実家の自家製のみそ。味噌玉にしてあったのを手でほぐし、米麹と塩を混ぜ合わせて、味噌桶に寝かせる時は、「味噌作っから」と、連絡があり、味噌つくりに行った。大分前のことです。かつおの刺身は、「ひやま」のをと、指定して鮮魚店へ注文をした。カツオの半身を、藁を燃やしての直火であぶった刺身は、畑から採ったすぐのニンニクを摺りおろしたの、醤油で食べる。これも、天下一品。今は、もう懐かしむだけです。月刊誌の、ラジオ深夜便は、だいぶ前に、午前一時からの、「話芸百選」や、「昭和の漫才を楽しむ」の録音のためだった。ラジオ番組は、今も放送をしている。

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