八十路徒然なるままに

のどかなる日影に、垣根の草もえ出づるころより、やや春ふかく霞わたりてーーー。徒然草より

心の字

2023年03月02日 13時38分11秒 | Weblog

今日は、北風が吹き荒れている。肌寒い。画像は、拙い冊子の中仕切りの一枚。書いたのは、かれこれ十年ほど前で、気を紛らわせだった。ああだなぁ、こうだなぁと書いた中のもの。これは、色紙を縦て、羊毛筆に、墨を含ませて、一筆入れたら、墨が流れた。なんか、いいなぁと残しておいた。あらためて、「心」はと、辞典を読むと、1、こころ。2、心臓。3、胸ーーー。象形は、心臓の形とある。分厚い大樹林をめくると、「1、人間の体の中にあって、広く精神活動をつかさどるもとになると考えられるもの」と。「2、人間の精神活動を、知、情、意に分けた時、知を除い情、意をつかさどる能力、喜怒哀楽、快不快、美醜、善悪などを判断し、その人の人格を決定すると考えられるもの」とある。なるほどなるほど。別のこと。あの世に行ったばあちゃんが、お喋りができたころのこと。「だんじゃかさんが、めぐんでくださぁーいって来たから、はい、どおぞぉって、めぐんでやつたんだっと、こころが、だいじなんだっぺぇ」と、聴かされた。在宅介護になってから、お喋りの相手を時々していた。狂暴になった時も、ストレス発散だっぺぇと、相手をしていた。「心」の一文字、いろいろと、考えさせられている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする