神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた 武田家 35

2024年03月08日 21時02分19秒 | 甲越軍記
 甘利備前守が口を開き「まずは今川家へ密使を立てて義元の心を計りたまうことが先決なり
晴信公の御元服、任官などすべて今川公が京都将軍家に推挙されたからで、晴信公に傾くやもしれません
今川殿の心を結び、長く心変わり無きように仕向けるには、君の御心を理解している腹心の人を遣わせるべきであります」
そう言うと一同みなこれに賛同して、あれよこれよとそれぞれが名を挙げるがまとまらず、板垣駿河守が言うには「この使者は智弁ともに優れた者でなければ勤まりません、今井市郎は若年ながら、弁舌に優れ、なお才智賢き者であります、この者を使者とすれば、まずや落ち度はありますまい」

すると信虎は「それならば、そのものを遣わすがよい」といとも簡単に聞きわけた。やがて今井を呼び出して書状を与え、さらに細々とした注意を与えた。
小山田と板垣もまた今井を呼び寄せて、信虎を欺いて今川家に押し込める密儀を重ねた。
今井は表向きは信虎の使者であるが、その実、信虎を今川家に押し込め廃去の事を頼む使者である。
老臣五人の連名の密書を渡された今井もまた是を大いに喜んで、「このままでは我が国は滅び去ることが目に見えております、某が使者となって必ずや義元公に信虎公の廃去を願い、晴信公を家督とする利害を説きます」

信虎は、このような謀議が陰で行われていることなど夢にも知らず、古老の人々の口車にまんまと乗ってしまった
「天地は推りつべし、人心は計るべからず」というが、まさにこのことである。
信虎は晴信を追いやる計画が着々と進むことに気を良くして、これら五老臣を招き、酒宴を催した、数刻に及ぶ酒宴が終わり各々信虎館を辞して、互いに目と目を合わせて家々に帰った。


聖子ちゃん

2024年03月08日 09時21分40秒 | 音楽
日本人の歌好きは戦後から多くの歌を聞いて熱狂してきたのは「ブギウギ」の通りで、戦争も終わり、敵国音楽も今や口ずさみ楽しんだ。
本格的ないぶし銀の技というのではなく、大衆向けで10年20年続くヒットメーカーと言えば、プレスリー、美空ひばり、三波春夫、ビートルズ、タイガースと和洋入り乱れ、さらに松田聖子、キャンディズが登場してくる
未だに「聖子ぶりっこ」の面影を残して時々テレビで見かける。

私は正直なところ聖子ちゃんは作られたアイドルと思って、少しも興味が無かった、ところが昨日聞き直してみれば、たちまちはつらつとした歌声に引きずり込まれて、あの昭和の華やかさが蘇って来た。
松田聖子が、こんなに歌がうまかったとはしらなかった、「聖子ちゃんごめんね」

今の日本は株式だけが「日本経済最高!」と喝采だが、多くの庶民は白けている、現実に生活保護を受けている世帯が約165万世帯、この一年で申請したのは25万5千件だという、いずれも調査開始の2013年以降最多だという。
しかも若年層にまで広がってきているということだ
原料費(仕入れ)の高騰に経営が圧迫されている新潟県の企業は9割にのぼるそうで、解決策は値上げしかなく、すでに動き始めているという
そうなればますます物価が上がる、政府は高収入企業に賃金値上げを要請し、景気の良い賃上げが新聞をにぎわしている。
しかし地方の零細企業は上げれば経営圧迫、上げなければ社員の貧困の板挟みだ、当然ながら年金生活者の暮らしの貧しくなることは労働世帯の比ではない
老人は「食べない、出かけない」から大丈夫などと言ってほしくないが、辛抱強さで我慢しているうちにお迎えが来るか・・・。

という暗い世相ではありますが、聖子ちゃんの歌は元気づけてくれます、いまや聖子ちゃんは私のアイドルです。
聖子ちゃんも10日で62歳になるがさすがは芸能人若々しい、もと亭主の神田正輝は私と同年生まれだから、それほど違和感はない。
気持ちが落ち込んだ日は聖子ちゃんと拓郎くんの歌を聞いて元気を出します。