神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた 武田家 34

2024年03月07日 20時32分08秒 | 甲越軍記
「そのわけは、君、晴信君を駿河に追いやり、ひとえに国家の安泰を願い、典厩御曹司(信繁のこと)に家督相続の一心であります
されど世間は二男への愛着により嫡子を追い落としたと騒ぐでありましょう、それはやがて今川公の耳にも届き、彼にも迷いが生じるでありましょう

御屋形様がご健在のうちは何事もありませぬが、百年の後(余命とは言えぬから)信繁君の時代になった時、今川義元公が晴信君の後ろ盾となって晴信君を取り立てて甲州に攻め寄せぬともかぎりません、そのときになって信繁君を裏切って晴信君に寝返る者も出てくやもしれません
そのようにならぬよう今川殿の心を固くつなぎとめて、彼の家に厳しく押し込め置きいただき他国へ一切出さぬよう固くお伝えいただく必要があります
これが出来なければ当家の災いの元となりましょう
されど、このことは御屋形様お一人では成就いたしませぬ、老臣らが心を結び、次に今川殿の心底を探り、その後初めて廃去の計議を成すべきです
余人は知らず、この信形は君に同意いたします
某、試しに小山田、甘利、飫富、別して穴山信行の心底を探り、同意しない者には利害を解いて君に従うよう促します」
板垣がまことしやかに話すので、信虎は疑い深き人であるが信形の弁舌についつい乗ってしまい「この計略はそなたに任せる」と言って数刻に渡る密談を終えて二人は別れた。

板垣はさっそく小山田、甘利、飫富を穴山家に集めて会議を開いた。
二日後、板垣は再び信虎を訪ねて「四老臣、いずれも御屋形様と某の考えに異議なく、御屋形様の御威光のもとでそれに従うことを誓いました
この上は彼らも交えて話し合いを設けるべきです」と言うと、信虎は満面の笑顔で「急ぎ、彼らをここに集めよ」と呼びつけた。
信虎は古老の面々に向かい、「信形に余の存念を伝え、そなたらにも伝えたところ早速に同意してくれたこと喜ばしい次第である
是より、いかなる方法で晴信を駿河に追いやるか、そなたらの意見を聞かせてくれ」



退屈しのぎ

2024年03月07日 08時03分02秒 | どうでもいいこと
 今日、一つ発見した
家の階段を後ろ向きで上がるのだ、そうすると何が起こるか
やって見て意外なことに気づいた、後ろ向きで階段を上がるとカカトから上がると思ったが、それは無理で、つま先から上がるのだった。
すなわち、つま先立ちは内臓系への健康法である、これは面白いことに気づいた
これからは時々後ろ向きで階段を上るだろう、たぶん家族は不審がるだろう

2月は春のような日が続き20度越えもあったのに、3月に入ったらずっと雨、曇り、雪の寒い日が続いている、これはいったいどうしたことだ
気分も上がらないし、体調も何とは知れず不具合が多い
5月生まれの私は、寒いも暑いも嫌いで、寂しげな秋もあまり好きではない
やはり芽生えの春が一番好きだ、柔らかな色合い、薄桃色、緑、草色、黄色
そんな花開く春
「もう少しの辛抱だよ」



「春だったね」吉田拓郎(広瀬すず)