こんにちは、国立市議会において議会運営委員会委員長を務めさせていただいている石井伸之です。
本日は午前10時より市役所二階委員会室において、12月議会に向けた議会運営委員会が行われました。
冒頭に、議会だより222号において、12月議会の陳情受付日について誤りがあったことについての対応について協議を行った後に、議事日程案、議案についての審議へと入りました。
おおむね順調に審議が進みましたが、幾つかの陳情について諸問題があり議長預かりとする件で少々審議した後に、国立市議会9月議会で初めて行った一部採択について協議しました。
ちなみに大和議員が委員長を務められた前期の議会運営委員会において、少しでも民意を拾い上げ、意見書として上げて行きたいということから、趣旨採択を廃止して一部採択を導入することとなりました。
大和議員が委員長として大変粘り強く意見調整を行い、一部採択を実現したことに対する苦労は並々ならぬものがあったと思います。
一部採択について簡単に説明すると、冒頭、陳情全体に対して採決方法(どうやって決定するか、その方法を決めることです)を採択(賛成の事です)もしくは不採択(反対の事です)の二者択一にするのか?それとも、項目ごとに採決を行い、それぞれの項目で採択もしくは不採択という可否を求めるものにするか、諮り方を決定します。
そこで、諮り方について採決した際に、一部採択という採決方法を求める議員が過半数を超えた場合に、陳情事項が1項目から4項目あった場合は、その項目ごとに採決を行います。その項目一つでも過半数を超える議員の賛意があれば採択となり、国や都などの上部団体へ意見書の提出を求めるものであれば、意見書を提出するというものです。
さて、本日の協議ではどのような問題点が指摘されたかというと「9月議会までは1項目から4項目まで全ての項目について賛成という立場であれば、採択ということから一部採決という採決方法には手を上げないということだったが、全ての項目に賛成する採択という立場であっても、諮り方の中で一部採決を選択することができるようにしてほしい」というものでした。
また逆に今までの考え方通り「この陳情は素晴らしいものなので、全ての項目欠けることなく採択したいことから、一部採決には賛成できない」という考え方もあり、一部採決ではなく採択もしくは不採択の二者択一による採決方法にして欲しいという考え方もあるという意見もありました。
議会事務局職員に確認したところ、この部分について前期の議運でも協議していないということから、まずは議会事務局に分かり易い資料を作成していただいた後に、12月17日に予定されている次回の議会運営委員会において提案内容を確認した後に、各会派へ持ち帰っていただくこととなりました。
こうやって文章にまとめてしまうと、非常にスムーズに議論が進行したのではないかと思われますが、ここに至るまでは七転八倒とまでは行かないものの、暫時休憩を行い各委員や議会事務局職員による丁寧な意見交換の末に導き出されたものです。
前期の議会運営委員会委員長である大和議員と前期の議運メンバーにより、大変丁寧な議論が行われ、趣旨採択から一部採択へ移行しましたので、後期の議会運営委員会委員長として一部採択をよりしっかりしたものになるよう、努力したいと考えております。
写真は市議会通信105号です。
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本日は午前10時より市役所二階委員会室において、12月議会に向けた議会運営委員会が行われました。
冒頭に、議会だより222号において、12月議会の陳情受付日について誤りがあったことについての対応について協議を行った後に、議事日程案、議案についての審議へと入りました。
おおむね順調に審議が進みましたが、幾つかの陳情について諸問題があり議長預かりとする件で少々審議した後に、国立市議会9月議会で初めて行った一部採択について協議しました。
ちなみに大和議員が委員長を務められた前期の議会運営委員会において、少しでも民意を拾い上げ、意見書として上げて行きたいということから、趣旨採択を廃止して一部採択を導入することとなりました。
大和議員が委員長として大変粘り強く意見調整を行い、一部採択を実現したことに対する苦労は並々ならぬものがあったと思います。
一部採択について簡単に説明すると、冒頭、陳情全体に対して採決方法(どうやって決定するか、その方法を決めることです)を採択(賛成の事です)もしくは不採択(反対の事です)の二者択一にするのか?それとも、項目ごとに採決を行い、それぞれの項目で採択もしくは不採択という可否を求めるものにするか、諮り方を決定します。
そこで、諮り方について採決した際に、一部採択という採決方法を求める議員が過半数を超えた場合に、陳情事項が1項目から4項目あった場合は、その項目ごとに採決を行います。その項目一つでも過半数を超える議員の賛意があれば採択となり、国や都などの上部団体へ意見書の提出を求めるものであれば、意見書を提出するというものです。
さて、本日の協議ではどのような問題点が指摘されたかというと「9月議会までは1項目から4項目まで全ての項目について賛成という立場であれば、採択ということから一部採決という採決方法には手を上げないということだったが、全ての項目に賛成する採択という立場であっても、諮り方の中で一部採決を選択することができるようにしてほしい」というものでした。
また逆に今までの考え方通り「この陳情は素晴らしいものなので、全ての項目欠けることなく採択したいことから、一部採決には賛成できない」という考え方もあり、一部採決ではなく採択もしくは不採択の二者択一による採決方法にして欲しいという考え方もあるという意見もありました。
議会事務局職員に確認したところ、この部分について前期の議運でも協議していないということから、まずは議会事務局に分かり易い資料を作成していただいた後に、12月17日に予定されている次回の議会運営委員会において提案内容を確認した後に、各会派へ持ち帰っていただくこととなりました。
こうやって文章にまとめてしまうと、非常にスムーズに議論が進行したのではないかと思われますが、ここに至るまでは七転八倒とまでは行かないものの、暫時休憩を行い各委員や議会事務局職員による丁寧な意見交換の末に導き出されたものです。
前期の議会運営委員会委員長である大和議員と前期の議運メンバーにより、大変丁寧な議論が行われ、趣旨採択から一部採択へ移行しましたので、後期の議会運営委員会委員長として一部採択をよりしっかりしたものになるよう、努力したいと考えております。
写真は市議会通信105号です。
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