こんにちは、国立市政における与党議員から野党議員への転換を初めて経験している石井伸之です。
本日は矢川上地区まちづくりに関する説明会への参加、NPO法人くにたち農園の会認定こども園国立富士見台団地風の子における農園の会と保護者の懇談会に出席し、午後4時30分からは国立市消防団第一分団操法訓練、午後7時からは青柳若葉会における青柳稲荷神社どんど焼き反省会に出席して一日が終わりました。
矢川上地区まちづくりは令和元年より地域の方々を中心とした勉強会が行われており、その中で地域にお住いの方々の声を大切にして欲しいという事が協議されていました。
その中で、都市整備部南部地域まちづくり課を中心に地域住民のお宅を1件1件訪問してご意見をいただく中で、今回の説明会資料を作成されています。
矢川上公園北側から西側地域は、昭和36年に都市区画整理事業を行う地域として指定されました。
しかし、矢川上公園の北側には大きなマンション、西側には東京女子体育大学、その他の地域も住宅が立ち並んでいますので、土地区画整理事業は大変困難地域となった事が佐伯市政の議事録に残っているそうです。
そこで、今回の説明会ではこの地域に掛けられた都市区画整理事業の網掛けを外し、新たな地区計画を定めるというものです。
主な変更点としては、グランソシエの西側地域を第一種低層住居専用地域(略して一低層)から第一種中高層住居専用地域(略して一中髙)へと変更します。
それによって、学園通りから南側20mまでの区域は高さが規制が大きく変わる所を地区計画によって15mの高さ制限を設け、他の地域も12mまでとします。
建蔽率(けんぺいりつ)と容積率について、今までは一低層では建蔽率40%容積率80%(110㎡の土地であれば1階部分が44㎡の2階建てまで建設可能となります)ですが、一中高では建蔽率60%容積率150%(110㎡の土地であれば1階部分が55㎡であれば3階建てまで建設可能です)となります。
様々な土地利用が可能となることから、土地の価値は高くなります。
また、消防団員として嬉しく思うことは建蔽率が60%を超えることによって、今後は準防火地域へ指定されることとなります。
これによって、家や建物を建築(改築)する際に、燃えにくい構造とすることが定められます。
また、一低層の高さ制限が10mとなっていることから、地区計画を設けて高さを12mとしたことは、余り高い建物を建てないで欲しいという住民各位の意向が反映されたものではないでしょうか?
それでも、建蔽率と容積率を緩和することから、以前よりも広い建物が建設可能となります。
だからと言って狭小住宅が建設できる訳ではなく、1戸当たりの最低制限面積は110㎡としました。
多くの1戸建て住宅が100㎡程度という事から、それに合わせたように感じます。
令和元年から3年にも及ぶ勉強会と地域住民の方々との丁寧な意見交換を重ねられたことに対して、都市整備部職員の方々に対して心から感謝と敬意を表します。
それでも、本日の住民説明会では地区計画を設定する地域に築道される新たな3本の道路について、高さについて、住民意見を聞いて欲しいとの声がありました。
これらの声を元に、この地域にお住いの方々へ再度丁寧な協議を重ねていただき、地区計画の設定に向けて前に進めていただきたいと思います。
認定こども園風の子における農園の会と保護者の方々による意見交換ですが、個別の事情が多分に含まれることから、この場で詳細の報告は差し控えさせていただきます。
それでも、一議員として現在風の子さんに通われている保護者の方々が安心して通園することの出来る環境整備をしていただきたい旨を、農園の会の方々へ直接お願いをしました。
保護者の方々が感じている不安に対して、農園の会の方々が丁寧に回答されていましたので、こういった意見交換を重ねる中で信頼関係構築の一助になればと思います。