こんにちは、給食センターの早期建て替えを行うべきと考えている石井伸之です。
本日は令和3年第二回定例会最終本会議を迎えました。
議題は、国立市立学校給食センター整備運営事業に係る事業契約の締結についてです。
約62億円に上る新給食センター建て替えに関する契約となっています。
私は自由民主党会派を代表して賛成討論を行いました。
少々長い文章ですが、討論原稿をアップさせていただきます。
第49号議案国立市立学校給食センター整備運営事業に係る事業契約の締結について賛成の立場で討論いたします。
まずは、一社選定となったことを疑問視する声があったかと思います。確かに入札ということを考えると競争性を担保するうえで複数社の入札が好ましいと考えます。
しかし、一社入札であっても丁寧に要求水準書を作成し、国立市の学校給食センターとして求める水準に達しているかどうか、総務文教委員会資料ナンバー52で、8名の委員による厳しい審査がありました。
当該資料にも書かれていますが、1社入札であった場合には650点未満であった場合には落札者として選定しないこととし、結果的に734.38点となり、これは国立市が求める学校給食センターの水準に達していることが分かります。
アレルギー対応については、卵と乳から始めるという事は「隗より始めよ」という中国の故事にもあるように、アレルギー対応の充実に向けてまずは手始めに出来るところから着実に実施し、その後は更なる高みに向け努力されることを要望いたします。
手作り昼食という部分については、先週総務文教委員の皆様が298円を支払って中学生の給食をいただいた際にも話題に上ったと聞いています。
現在は50%を少し超える程度冷凍加工食品を使用されているそうですが、まずは50%以下を目指し、将来的には25%まで下げて行きたいとの答弁がありました。
冷凍食品は便利で扱いやすいことから、給食センターとして使いたいところかと思いますが、ハンバーグの中身やコロッケの中身に国立産の地場野菜を盛り込むといった、一工夫ができるという点からも、手作り昼食の率を上げていただきますようお願い致します。
そして、くにたち野菜の活用については、JA東京みどりと連携をする中で、市内各農家の方々と年間の作付け計画を策定する中で、更なる充実に向けて地元農家の方々と協議を重ねるべきと考えます。
続いて、雇用について一言申し上げたいと思います。委員会審査の中で、現在給食センターで働いている職員の方々を新しい給食センターで積極的に雇用することや、本人の希望及び上司の推薦によって、正社員への登用も行うとの答弁がありました。
これを単なる目標で終わらせることなく、どこまでどういったことが正社員に求められる資質であり、何年間かの職場経験を経て、誰がどのように判断して正社員への登用がされるのか?事前に職員の方々へ示し、モチベーションを上げていただきたいと思います。
さらにもう一歩お願いできるのであれば、いきなり新しい給食センターへ馴染むことは難しい部分がありますので、事前の研修プログラムを作っていただき、衛生管理から機器の操作までしっかりとマスターできる十分な研修時間を取っていただくようお願い致します。
防災面については、受変電設備などの重要設備を3m以上の場所に設置するといった対応を行うと共に、防災備蓄米1万5000食についても委員会での議論がありました。
大震災の時はまだしも、水害において水に浸かったお米は食品衛生上食べることはできないので、倉庫の防水性能をどこまで完全なものと出来るのか?検討をお願い致します。
仮にお米が水に浸からず食用可能だったとしても、水が引いた後にそのお米を使って誰がどのように炊き出しをするのか?という部分で調整が必要です。
例えば、総合防災訓練で谷保第三公園に来ていただいた、自衛隊の野外炊具1号22改による炊飯が可能なのか?それともお米を他の地域に移動させて調理したのちに、被災された方々へ配布するのか?この点も検討をお願い致します。
総務文教委員会で可決された付帯決議には、情報公開や説明責任を果たす中で、子供たちにとって素晴らしい給食を提供して欲しいという部分があります。どんな事業でも発生する可能性があるアクシデントやインシデントについては、速やかな情報提供と再発防止に向けた検討が重要です。
話は変わりますが、令和元年11月24日に行った子ども議会において、「小学校給食に金曜日は地元産食材のデザートを追加する条例案」を子供議員の皆さんに審議していただきました。
議会での質疑は難しいかと思いましたが、答弁される是松前教育長がキリキリ舞になるのではないかと思えるほど自由闊達な質疑がありました。是非とも、生徒児童へデザートだけではなく、意見を聞くという部分も大切にしていただきたいと思います。
次回子ども議会が開かれ、同様の条例案が審議された際に、雨宮教育長が素晴らしい答弁をされることを今から楽しみにしています。
様々な事を申し述べましたが、学校給食に求められる最たるものは、食べる喜びを知ることにあると考えています。
人として生きるにあたって、食べることが如何に重要であるか、知識として伝える前に、味覚を中心に五感で感じることを基本とし、身も心も温かくなるホッ出来るひと時を提供する学校給食になればと思っています。
私が第一小学校へ通っている時に、給食調理員さんに向けて感想文を書く機会がありました。その際に、ひき肉の入った野菜スープがとても美味しく、そのことを一生懸命文章にしたことを子ども心に覚えています。
今も学校教育の一環で実施しているかもしれませんが、学校給食の調理をされている皆様に対する感謝の気持ちを育む上でも、給食の感想文はこれからも実施していただきますようお願い致します。
結びとなりますが、令和5年2学期開設の新給食センターに向けて、ここまでの準備を行っていただいたことに対して心から感謝申し上げると共に、約2年2か月後の開設に向けて着実に準備していただくことをお願い申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました。
第49号議案は、賛成多数で可決しました。
これで給食センター建て替えが正式に前に進みます。
令和5年二学期の開業に向けて、今から楽しみです。
本日は令和3年第二回定例会最終本会議を迎えました。
議題は、国立市立学校給食センター整備運営事業に係る事業契約の締結についてです。
約62億円に上る新給食センター建て替えに関する契約となっています。
私は自由民主党会派を代表して賛成討論を行いました。
少々長い文章ですが、討論原稿をアップさせていただきます。
第49号議案国立市立学校給食センター整備運営事業に係る事業契約の締結について賛成の立場で討論いたします。
まずは、一社選定となったことを疑問視する声があったかと思います。確かに入札ということを考えると競争性を担保するうえで複数社の入札が好ましいと考えます。
しかし、一社入札であっても丁寧に要求水準書を作成し、国立市の学校給食センターとして求める水準に達しているかどうか、総務文教委員会資料ナンバー52で、8名の委員による厳しい審査がありました。
当該資料にも書かれていますが、1社入札であった場合には650点未満であった場合には落札者として選定しないこととし、結果的に734.38点となり、これは国立市が求める学校給食センターの水準に達していることが分かります。
アレルギー対応については、卵と乳から始めるという事は「隗より始めよ」という中国の故事にもあるように、アレルギー対応の充実に向けてまずは手始めに出来るところから着実に実施し、その後は更なる高みに向け努力されることを要望いたします。
手作り昼食という部分については、先週総務文教委員の皆様が298円を支払って中学生の給食をいただいた際にも話題に上ったと聞いています。
現在は50%を少し超える程度冷凍加工食品を使用されているそうですが、まずは50%以下を目指し、将来的には25%まで下げて行きたいとの答弁がありました。
冷凍食品は便利で扱いやすいことから、給食センターとして使いたいところかと思いますが、ハンバーグの中身やコロッケの中身に国立産の地場野菜を盛り込むといった、一工夫ができるという点からも、手作り昼食の率を上げていただきますようお願い致します。
そして、くにたち野菜の活用については、JA東京みどりと連携をする中で、市内各農家の方々と年間の作付け計画を策定する中で、更なる充実に向けて地元農家の方々と協議を重ねるべきと考えます。
続いて、雇用について一言申し上げたいと思います。委員会審査の中で、現在給食センターで働いている職員の方々を新しい給食センターで積極的に雇用することや、本人の希望及び上司の推薦によって、正社員への登用も行うとの答弁がありました。
これを単なる目標で終わらせることなく、どこまでどういったことが正社員に求められる資質であり、何年間かの職場経験を経て、誰がどのように判断して正社員への登用がされるのか?事前に職員の方々へ示し、モチベーションを上げていただきたいと思います。
さらにもう一歩お願いできるのであれば、いきなり新しい給食センターへ馴染むことは難しい部分がありますので、事前の研修プログラムを作っていただき、衛生管理から機器の操作までしっかりとマスターできる十分な研修時間を取っていただくようお願い致します。
防災面については、受変電設備などの重要設備を3m以上の場所に設置するといった対応を行うと共に、防災備蓄米1万5000食についても委員会での議論がありました。
大震災の時はまだしも、水害において水に浸かったお米は食品衛生上食べることはできないので、倉庫の防水性能をどこまで完全なものと出来るのか?検討をお願い致します。
仮にお米が水に浸からず食用可能だったとしても、水が引いた後にそのお米を使って誰がどのように炊き出しをするのか?という部分で調整が必要です。
例えば、総合防災訓練で谷保第三公園に来ていただいた、自衛隊の野外炊具1号22改による炊飯が可能なのか?それともお米を他の地域に移動させて調理したのちに、被災された方々へ配布するのか?この点も検討をお願い致します。
総務文教委員会で可決された付帯決議には、情報公開や説明責任を果たす中で、子供たちにとって素晴らしい給食を提供して欲しいという部分があります。どんな事業でも発生する可能性があるアクシデントやインシデントについては、速やかな情報提供と再発防止に向けた検討が重要です。
話は変わりますが、令和元年11月24日に行った子ども議会において、「小学校給食に金曜日は地元産食材のデザートを追加する条例案」を子供議員の皆さんに審議していただきました。
議会での質疑は難しいかと思いましたが、答弁される是松前教育長がキリキリ舞になるのではないかと思えるほど自由闊達な質疑がありました。是非とも、生徒児童へデザートだけではなく、意見を聞くという部分も大切にしていただきたいと思います。
次回子ども議会が開かれ、同様の条例案が審議された際に、雨宮教育長が素晴らしい答弁をされることを今から楽しみにしています。
様々な事を申し述べましたが、学校給食に求められる最たるものは、食べる喜びを知ることにあると考えています。
人として生きるにあたって、食べることが如何に重要であるか、知識として伝える前に、味覚を中心に五感で感じることを基本とし、身も心も温かくなるホッ出来るひと時を提供する学校給食になればと思っています。
私が第一小学校へ通っている時に、給食調理員さんに向けて感想文を書く機会がありました。その際に、ひき肉の入った野菜スープがとても美味しく、そのことを一生懸命文章にしたことを子ども心に覚えています。
今も学校教育の一環で実施しているかもしれませんが、学校給食の調理をされている皆様に対する感謝の気持ちを育む上でも、給食の感想文はこれからも実施していただきますようお願い致します。
結びとなりますが、令和5年2学期開設の新給食センターに向けて、ここまでの準備を行っていただいたことに対して心から感謝申し上げると共に、約2年2か月後の開設に向けて着実に準備していただくことをお願い申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。
最後までお読みいただき有難うございました。
第49号議案は、賛成多数で可決しました。
これで給食センター建て替えが正式に前に進みます。
令和5年二学期の開業に向けて、今から楽しみです。