ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
7月1日のブログ「左遷が変えた日本のサッカー界」 に続いて川淵三郎氏の本から。
今回は、ピンチを救った先輩の勇気づけの話です。
Jリーグの創生期、読売を中心とした野球ビジネスと、地域、自治体を巻き込んだ新しいスタイルのJリーグが対峙する中で、渡邉恒雄社長との対立の構図が煽られたとき、川淵氏にとっては、苦しい時期でした。
そんな時、川淵氏は、早大サッカー部の先輩であり、朝日新聞社の論説委員だった轡田隆史氏が夕刊のコラム「素粒子」で後輩のために書いてくれた激励の文章を読みました。
「今これだけの論争が巻き起こっていて、相手は読売新聞の社長である。しかし、川淵頑張れ、シュートなくしてゴールなし」
川淵氏は、この記事を読みながら「ヨーシ、負けるものか、試合はまだこれからだ」という気持ちを強く持つことができたそうです。
<お目休めコーナー> 雨に濡れた花②