おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
ある女性の話です。これも親から言われた言葉が内言化(自分で自分に言うセルフ・トーク化したもの)したケースです。
その女性は、子どものころから母親から「男は汚い。男に気をつけなさい」と言われて育ちました。
彼女が近所の男の子と遊んだときに、いじめられたりしたことを母親に伝えると、母親は「だから言っているでしょう。男に気をつけないと」と言われました。
彼女が成人してからは、完全に「男は汚い。男に気をつけなさい」と自分の心の中で自分に言うようになり、彼女の青春の時期に好意を持って近づく男性がいても、「男は汚い。男に気をつけないと」という内なる言葉が浮かび、恋愛も結婚もできないでいました。
彼女は、啓蒙活動を通じて「男は敵だ」を連呼しています。
この女性のケースは、母親から言われていた言葉にいつまでも縛られ、敵対的な男性像を築き、あらゆる場面でその信念を強化したケースです。
なお、私は、ライフ・スタイルを「心の本籍地」にたとえ、ヒューマン・ギルドのニュースレターをホームページ のトップページにあるTopicsの「過去のニュースレターでの岩井の『巻頭言』から」 に
「こころの本籍地」(1)~(3)
として書いています。
ご参照ください。
また、このトピックスには、面白い内容が満載です。
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