おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
早いもので今日から5月ですね。
1年の1/3がもう終わったことになります。
私は、昨日から7連休ならぬ、5月6日まで7連働です。
世のため人のため一生懸命働きます。
昨日は、アドラー心理学ゼミナールを自ら担当し、アドラー心理学の「最優先目標」を演習中心で行いました。
午後は、カウンセリング演習でした(カウンセラーになるためのコースは こちら)。
この4月から受講料を@4,200円から@6,300円と5割値上げをしましたが、ありがたいことに13人がご受講。
ところで、アドラー心理学ゼミナールの折に「プリーザー(Pleaser)」を話題にしました。
プリーザーは、日本語の「八方美人」に相当します。
このタイプの人は、水商売や芸能界では欠かせない資質ですが、日常性格では、自分だけでなく、あの人にもこの人にも「好かれたい」行動をするため、信頼できないことがあります。
プリーザーには、3つの特徴があります。
『現代に生きるアドラー心理学―分析的認知行動心理学を学ぶ』(ハロルド・H. モサック&ミカエル・P. マニアッチ著、坂本玲子&キャラカー京子訳、一光社、3,500円+税)からまとめてみましょう。
1.プリーザーが目指しているのは平和と静寂で、人を喜ばせ、好かれていることを強調しています。
2.プリーザーの最も恐れていることは、人に気に入られないことで、批判には過度に敏感になります。批判を避けるために、「人の心を読む」ことに卓越しています。
3.自分の意見を述べたり、自分の立場をはっきりさせたり、ほかの人が反対しそうな結論を下すことよりも、「客の好きなものを提供」して、カメレオンのように振る舞います。そうすることによって、しばしばプリーザーは自分の主体性という感覚をなくしてしまいます。
私は、ついつい日常生活でプリーザー行動をしてしまいがちな人に次のメッセージを捧げています。
1.プリーザー行動は、真の友情、ホンネの交流を妨げる。
2.プリーザー行動に成功していると、対人関係のかりそめの成功感に酔えるが、やがて周囲から「信用できない人間」と評価される。
3.勇気づけのつもりのプリーザー行動は、相手の歪んだライフ・スタイルを強化することがある。
◆5月27(日)11:00~13:00開催のアドラー心理学ゼミネールは、若林邦秀さん(書き編み師)のご担当。テーマは「非常識的結婚よもやま話」。
詳細は こちら を。
(クリックしてね)
<お目休めコーナー> 上高田2丁目公園にて