アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日、こんなことがありました。
近くの医院に帯状疱疹予防のワクチン接種に行ったのです。
2つのタイプがあって

(1)発症は半減、発症後神経痛は三分の一の水痘ワクチン
1回接種でよくて7300円が補助金により3,300円。
(2)発症が3〜5%、.70歳以上でも10%まで減少するシングリックスワクチン
ただし、2回接種(1回あたり22,000円)で強い副反応があります。

私は、免疫力が強いと自負しているので、(1)の水痘ワクチンを希望する✔マークを付けました。
医師の問診がすぐ終わってワクチン接種。
混雑する中でスタッフがやってきて「岩井さんは水痘ワクチンのご希望でしたね?」と確認。
「そうです。そちらに✔を入れました」と私。
どうやらシングリックスワクチンを打ってしまったらいいのです。

しばらくして、声をかけられ別室に呼ばれました。
看護師らしき人から両者の違いを十分理解した上で✔を入れたかどうかについて質問がありました。
何だか私が理解しないまま水痘ワクチンを選んだかのように誘導する感がありました。
私は、強い確信で水痘ワクチンを選んだことを主張しました。

その15分後、院長自ら平謝り。
本来は11,000円のところを水痘ワクチン接種の3,300円にする代わりに2カ月後~6か月後にもう一度接種の要請を承諾しました。
「ありがとうございます」と言って、直立90度頭を下げて謝罪。
部下の責任だし、そこまでしなくとも、と思われるくらいの対応でした。
 
失敗の責任は(1)謝罪、(2)現状回復、(3)再発防止、の3点セットですが、すでにワクチンを打ってしまっているので、現状回復のしようもない中で謝罪の点では今までに体験したことのないほどの完璧さでした。
 
ここで、シリーズテーマの「『人生の意味は貢献にある』とは言うものの・・・」に戻ります。

今回は相手に確認しないサプライ(供給)は真の貢献には値せず、迷惑行為でしかないことについて書きます。

研修講師をしていると、お世話役の対応を受けることがあります。
いきなり「先生、コーヒーをお持ちしました」とミルクに砂糖たっぷりのコーヒーを持ってくる人がいます。
私はコーヒーにミルク派ですが、血糖値が高いので、砂糖は断っています。
一応いただいたうえで、「今後は自分でコーヒーを入れますから」とお伝えしますが、次回は日本茶を持って来るのです。
ひと言確認すればいいのですがね。
 
貢献意識過剰のため確認しないサプライは、相手には「貢献」ではなく「迷惑」でしかありません。
「私は先生のお世話役ですが、どのような対応をしたらよろしいでしょうか?」と声をかけていただければ有難いものですね。

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