アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



がんに負けない心理学
和田 のりあき
PHP研究所

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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

『がんに負けない心理学―臨床心理士が教える心の応急手当てとケアの方法』(和田のりあき著、PHP研究所、1,200円+税)のお勧めです。

この本は、「はじめに」の前にいきなりこんなふうに始まります。

がんの宣告を受けたばかりのあなたに。

大丈夫です。
宣告を受けたからといって、今日明日で死んでしまうわけではありません。
これから、やれることがたくさんあります。
そのことをお教えします。大丈夫です。

がんの宣告を受けて「死の恐怖」の中にいるあなたに。

元気を失ってしまうことが、もったいないのです。
「がん」で死ぬのではありません。がんで「弱ったら」死ぬのです。
がんを抱えて長生きしている人は、たくさんいます。
「がん」でも元気であれば大丈夫です。

がんの宣告を受けたばかりの家族の方に。

大丈夫です。
これから先のことが大切です。
あなたの協力があれば、とっておきの心の抗がん剤ができます。
それをこの本でお教えします。大丈夫です。

最初は、家族と1回泣いて、
次に、親友と3回笑って、
そして、自分の心を向き合いましょう。
そうすれば、がんになったことの「見方」や「考え方」ができます。
それが、自分が納得できる答えです。
そこから、この危機的状況を脱するための第一歩を踏み出しましょう。
動けば元気を取り戻せます。

この本には、あなたをこれ以上不安にさせるような内容はありません。
さあ、ゆっくりと、ページをめくってみてください。


私は、半日人間ドックで異常が指摘された2つの診断を受けるために行っていた社会保険中央病院の待合室でこの本を読み始めました。

まずは、本人が呼ばれ、それから「ご家族の方」と呼ばれるのを見ると、「がんの告知かな?」と、他の人を心配している私でもありました。

私も危ないのです。「肺の一部に気になるところがある」と指摘され、以前レントゲンを撮っていた近所の病院から2枚のレントゲンを借りてきて、3年分を比較したレントゲンから「肺がんの疑い」から進んで「肺がんの診断」を恐れる気持ちがありました。

私は、この本を持ってきたことを少々悔やんでいました。
何しろ胃がんの第4ステージを宣告された張本人が書いた本です。

ところが、読み進めていくうちにだんだん勇気が湧いてきました。幸い肺には問題がなかったことも影響しました。

胃がんを宣告された著者は、ドクターの説明を聞いているうちに次の3つの意識状態がいたそうです。

1.「強気な自分」
「しっかりしろ。取り乱すな。冷静に受け止めるのだ」

2.「弱気な自分」
「なんで、おれがこんな目にあうの。うそだろう。もう死んでしまうの。恐い。助けてくれよぉ」

3.「冷静な自分」
「おいおい、こういうのってあり? 『やっちまったなあ。男は黙って胃がんだ』ってギャグにして子どもの伝えると、受けるかな」

著者は、この「強気」「弱気」「冷静」の3つの自分のことを次のように書いています。

「3人寄れば文殊の知恵」といいます。自分という存在は、弱いだけの自分では、決してありません。「弱い自分」「強気の自分」「冷静な自分」― 急場をしのぐために、この3人が結束してチームを結成するのです。いわば、チームワークでこの危機を乗り切るわけです。


この本は、がんに直面した本人、家族だけの本ではなさそうで、私たちが生きていると出合う「不測事態」への対処法としても役に立つ本です。


ところで、この本は、PHP研究所 文芸出版部 副編集長の若林邦秀さん(ヒューマン・ギルド会員)が編集者としてプロデュースしたもので、この本のことは、ヒューマン・ギルドのニュースレターでも「編集者による本の紹介」として投稿しておられたので、ヒューマン・ギルドの会員の方は、ご存知でしょう。

強くお勧めします。


<お目休めコーナー> 我が家の片隅で①



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会社でうつ 休むと元気ハツラツな人―「仮面を脱げない」新しい「心の病」がある。
海原 純子
文藝春秋

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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

『会社でうつ 休むと元気ハツラツな人―「仮面を脱げない」新しい「心の病」がある。』(海原純子著、文藝春秋社、1,000円+税)を読みました。

「憂鬱な気分があり、興味が消失して何事も楽しめない感じが2年以上続いている状態」の気分変調症(ディスチミア)について実に分かりやすく書かれた本です。

「会社でうつ 休むと元気ハツラツな人」という本のタイトルは、気分変調症(ディスチミア)のことを実に的確に表現しています。あなたの周囲にもこのタイプの若者が存在しませんか?

いやゆる「ディスチミア型のうつ」は、うつ状態が2週間以上続き、自責の念の強い「メランコリー親和型うつ病」と対比して、他責的で、腰痛などの身体化障害などを伴うこともあり、加えて薬もよく効きません。

心療内科医の著者は、そんな「会社でうつ、休むと元気ハツラツな人」=気分変調症(ディスチミア)について次のように捉えています。

私は、専門的知識よりも、今回、「仮面」という言葉と自己コミュニケーション障害という観点から、この病気の特徴を伝えたいと思っています。

著者は、ディスチミアになりがちな人には、その親に過保護傾向があり、子ども自身に自らに向き合う=自己コミュニケーションを行う機会を奪っている、と警告します。

過保護に育った若者には、次の2つの傾向があります。

1.「打たれ経験の乏しさ」が存在するため、「打たれ弱い」し、ちょとのことでめげる。

2.遊んでいるときや旅行に出かけるときは機嫌がよく元気なのに、仕事になると気力がなく、すぐに疲れてさぼる。

こう読んでいると、身近に「いる、いる」という感じがしませんか?

著者は、ディスチミアに限定せず、豊富な症例をもとに「仮面を脱げない病」「勝ち組という病」の実態をあらわにします。

後は、読んでのお楽しみです。

<参考> 気分変調性障害(気分変調症) のDSMーⅣによる診断基準は以下のとおりです(一部省略部分あり)。

A 抑うつ気分がほとんど1日中存在し、それのない日よりもある日のほうが多く、患者自身の言明または他者の観察によって示され、少なくとも2年間続いている。

B 抑うつの間、以下のうち2つ、またはそれ以上が存在すること。
1 食欲減退、または過食
2 不眠、または過眠
3 気力の低下、または疲労
4 自尊心の低下
5 集中力の低下、または決断困難
6 絶望感

C この障害の2年の期間中(小児や青年については1年間)、1度に2ヶ月を超える期間、基準AおよびBの症状がなかったことはない。

D この障害の最初の2年間は(小児や青年については1年間)、大うつ病エピソードが存在したことがない。

E 躁病エピソード、混合性エピソード、あるいは軽躁病エピソードがあったことはなく、また気分循環性障害の基準を満たしたこともない。

F 障害は、統合失調症や妄想性障害のような慢性の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではない。

G 症状は物質(例えば、乱用薬物、投薬)の直接的な生理学的作用や、一般身体疾患(例えば、甲状腺機能低下症)によるものではない。

H 症状は臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。



<お目安めコーナー> 朝顔

 



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日(7月9日)も夜の日記です。

本日は、16:30-18:30に千葉大学の「女性研究者支援モデル育成」事業の一環としてのメンター教員を対象として

<アドラー心理学>セミナー

を担当してきました。

内容は、前半が主としてアドラー心理学の講義、後半は、徹底的に「勇気づけ」でした。

ご縁を取り持ってくれたのは、千葉大学医学部助教の土地実礼さん(医学博士、ヒューマン・ギルド会員)でした。

千葉駅でJRを降り、バスで千葉大医学部前に行くと、正門のところで土地さんが白衣姿で出迎えてくれていました(写真)。

 

研修は、3会場合同で、うち2ヵ所はテレビ会議システムでの参加です。

先生方の自己受容度、モチベーションは、かなり高く、討議や演習にも積極的に参加してくれました。

質問も活発に出ました。

中には、大学院医学研究院の男性教授も参加され、貴重なご意見を賜り、千葉大まで出向いた甲斐があった午後のひと時でした。

土地さん、貴重な機会をありがとうございました。


<お目休めコーナー> ふと目に付いた花



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今朝(7月8日)、名古屋のホテルでパソコンのメールを開くと、ジョセフ・ペルグリーノ博士から1カ月ぶりのメールが届いていました。

長らくメールできなかったことを詫びながら、概要次のような内容が書いてありました。

・11月の訪日に関しては、医師や家族から健康上の理由でストップをかけられていましたが、あなたの強い思いを伝え、彼らを説得し、その結果、11月に日本に伺うことを決意しました。
健康上の理由からやや動きが緩慢になるかもしれませんが、その点はご容赦いただくとし、私も精一杯努めます。

・あなたや日本でアドラー心理学を学ぶ人たちへの私の愛情は、太平洋の深さと同じくらいです。お互いに深い深い絆を培ってきたことを誇りに思います。


私は、このまま博士に生涯会えなくなることを悲しみ、何とかお越しいただきたいという思いを通訳の埴原さんとともに訴えていたのですが、その想いが届き、今朝は、「万歳!」を叫びたい気分になりました。

ペルグリーノ博士がリーズさんと共にまた来日されるのです。

ただ、悲しいことに、おそらく最後の機会になることが濃厚です。

詳細は、追ってご連絡しますが、11月のワークショップには奮ってご参加のほど

<お目休めコーナー> ペルグリーノ博士に想いを伝えるのに力を貸してくれた七夕飾り



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昨日、今日(7月6日、7日)と東京都の某区役所の係長クラスの研修を終えて、今は名古屋のホテルにいます。

明日は、社団法人 日本能率協会 中部地域事業部主催の公開セミナー「部下を勇気づけるコミュニケーション ― 部下対応力向上セミナー」の講師を務めます。

今はこうしてブログを書いていられますが、昨日から今日の午前中までは、なんとなくうつ的な気分でした。

じめじめした天候のせいかもしれません。それによる寝不足も影響しているかも。

小渕内閣、安倍内閣のブレーンを務めた「タカ派」であったはずの川勝平太氏が、よりによって民主党の支持を受け静岡県知事選に立候補し、当選したことに関して、「こんなことあり?」と思っていたせいかもしれません。

あるいは、このところ健康が優れていないせいかもしれません。

とにかく気分が冴えませんでした。

ところが、午後の「勇気づけのリーダーシップ」にスケジュールが移って下のスライドに基づき「楽観主義」の説明をしたころからだんだんと楽観的な態度に変わってきました。

「楽観主義は意志のものである」というアランの言葉を噛み締めた、七夕の日の午後でした。

(注)アランの楽観主義に関する内容は、1月6日のブログ「アランの『幸福論』から「楽観主義」について 」をご参照ください。 

<お目休めコーナー> カナルカフェで見た花火

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

一昨日、昨日(7月4日、5日)行っていたアドラー心理学ベーシック・コースの2日目から20年半ぶりに「その人」は受講を申し込んできました。

「その人」がベーシック・コースを最初に受けた頃は、ビデオで理論部分を映していて、演習や討議を私が担当していました。

今ではすべて、私が担当しています。講義もビデオと比較すると、5倍以上の訴求力を持つパワーポイントを使い、理論的にも練りに練られた内容で提供しています。

「その人」は、講座が終わった後、神楽坂のおでんのお店で私に細かくフィードバックしてくれました。
資料のこと、演習の展開、グループ討議の進め方など率直に言ってくれました。

「その人」とは、その後、飯田橋の「カナルカフェ」に場所を移しました。

ちょうど結婚披露宴が行われていました。

結婚を祝福して花火が高らかに打ち上げられていました。

「その人」とは、ボート場の脇でお茶を飲みました。






「その人」と私は結婚しています。

「その人」とは、私のカミさんのことでした。

ジャン、ジャン



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

写真は、霧にかすむ皇居。大手町のビルの32階から撮りました。

さて、昨日(7月3日)は、ある連合体組織でテレビ会議方式による管理職研修を行いました。

研修会場には17人の受講者。さらにモニターテレビを通じて全国の30数カ所に受講者がいます。

私のこの組織の研修は今年で6年目。「カウンセリング・マインド研修」と銘打って、内容は、次のとおりでした。

1.ストレスの基礎知識とメンタルヘルス

2.カウンセリング・マインド―聴き上手を中心に

3.やる気を引き出す勇気づけの理論と技法

4.質疑応答とまとめ

10時スタートのところ、本部と各拠点の接続が悪く、「音声が聞こえません」「テレビが○○地域本部のままです」と、研修をなかなか始められませんでした。
担当者は、冷や汗を流して対応していました。

15分ほど遅れてのスタートになったところで、私は「認知的ストレッサー」から始めました。

「ストレスを与える要因であるストレッサーは当人の受け止め方次第で、ストレスになる場合もあれば、ストレスと感じない場合もある」という理論で、「私は今の状況をストレスと感じません」と平然と語ったら、会場は笑いに満ちました。

ここで心の中の声。

「わたしゃープロだ!」

その後、研修は順調に進みました(と思っていました)。

研修を一通り終えて質疑応答とまとめの段階になったとき、ある地域本部から発言がありました。

「午後の初めの1時間ほどまったく音声が聞こえませんでした。もう1回教えていただけますか」

「なんたること、何で今頃言うの。研修は終わりじゃないの!」。私の心の中の声。

担当者は、どうしていいかわからず、しどろもどろ。

私は、心の中の声を覆して言いました。

「私はプロです。やりましょう。会場の方、他の地域本部の方の研修は終わりです。○○地域本部のために午後1時間分の講義を行います」

そうして30分に凝縮して音声が聞こえなかった部分の講義をたんたんと行ったのであります。

研修を本部でお受けになった方の感想文には、「講師の岩井先生に大変不快な思いをおかけしました」とあったようですが、まったく不快感はなく、「面白い」研修体験でした。

「ストレッサーは当人の受け止め方次第」、そして「わたしゃー研修のプロだ!」

私の心の中は、思いがけない状況に打ち克っていたのです。

こういう不測事態の体験、面白いですよね。


<お目休めコーナー> 通勤途上で



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日(7月2日)は、消費者の購買動機のプロセスとして長い間信じられていたAIDMAに代わるAISASを実感してきました。

「AIDMA」、「AISAS」のどちらもご存知ない人のために解説します。

お客様が何かの商品を購入しようとしてから実際に行動を起こす段階は、AIDMAで説明されていました。

A・・・・Attention(注目)
I・・・・ Interest(関心)
D・・・・Desire(欲求)
M・・・・Memory(記憶)
A・・・・Action(行動)

ところが、インターネット時代のマーケティング・モデルは、次のAISASだと言うのです。

A・・・・Attention(注目)
I・・・・ Interest(関心)
S・・・・Search(検索)
A・・・・Action(行動)
S・・・・Share(共有)

(注)「AISAS」の用語は電通の登録商標のようです。

「欲求」と「記憶」の部分の代わり他人の評価や意見をインターネットを使って「検索」し、さらに商品やサービスを「購買」の行動をした後、感想や意見をインターネットや他の媒体に自分自身が情報発信者となり「共有」する行動を取ることが特徴です。

ところで、ここから私の実感の話に入ります。

数日前にある大企業から講師依頼の話を受け、早速私は、その企業の訪問を約束しました。
「時間があれば、できるだけ訪問する」。これが元営業マンだった私のモットーです。

昨日面談に伺い、担当者の主任とその上司の次長にお目にかかりました。

実際にお会いするのが、メールや電話でやり取りするよりずっと近道だし、意志決定権者にも会えるのです。

商談が一段落して私は尋ねました。

「どういういきさつで私のところに声をかけていただいたのですか?」

「実は、社内の会議で講師の候補を出し合ったときに、岩井先生を推薦する声がありました(注目レベル)。その人の推薦理由を聞いて、岩井先生がコミュニケーションの研修にうってつけだと思ったのです(関心レベル)。それから岩井先生やアドラー心理学のことをインターネットで調べてみました(検索レベル)。そこで、連絡させていただいたのです(行動レベル)」

謎が解けました。これに研修が終わってからShare(共有)があれば、完全にAISAS。

確かにインターネット時代のマーケティング・モデルはAISAS。納得!


<お目休めコーナー> 出先で見つけたチョウセンアサガオ




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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今回は、お勧めの催し3つをご紹介します。

1.田邊祥二・無二 父子二人展

田邊祥二・無二 父子二人展のお父様の田邊祥二さんは、NHKで「宗教の時間」や「こころの時代」などのディレクター・プロデューサーを務めておられた方です。

田邊さんは、2000年にNHKの「ラジオ深夜便」の「こころの時代」で私の「人間の絆」のインタビュアーを担当してくださっている私の恩人です。

この「動静一如」と題する展覧会では、書(写真左側)を出しておられます。

写真右側は、ご次男の無二さんの躍動感溢れた「大黒天」の絵。

7月20日(月)~25日(土)の11時から19時まで(最終日だけ17:30まで)、新井画廊(東京都中央区銀座7-10-8 第5太陽ビル1階、電話:03-3574-6771)で開催されます。


2.鶴田恵美子さんの“勇気づけの子育て”お話し会
~自分らしく輝く「勇気づけ」コミュニケーション~

会員の松尾靖子さんがコーディネーターになって鶴田恵美子さんの講演会を仕掛けました。

概要は、以下のとおりです。

日時:2009年7月11日(土) 10:00~12:00
場所:柏保育園 1F (TEL:04-7171-6700)
参加費:¥1,000(資料代など当日受付にて)
お申し込み・お問い合わせ: 松尾靖子さんまで
メール 
eltpo_y@yahoo.co.jp  または  FAX 04-7174-8663
①参加者氏名 ②TEL ③メールアドレス ④お子さん参加の有無。有の場合、ご年齢をご記入頂きご連絡下さい.受付次第、確認のご連絡をさせて頂きます。

松尾靖子さんは、「へっぴりまるちょママの愛と勇気と夢ブログ」を書いておらっしゃり、そこの「7/11(土)勇気づけの子育てお話会 残席あとわずか」 をご参照のほど

講師の鶴田恵美子さんのことは、私のブログ「読む顔写真(8)鶴田恵美子さん」 でそのお人柄を紹介しています。


3.「メンタルヘルスに活かす視点とツール、POMSとは?」講座近づく

6月19日のブログ「読む顔写真(9)渡邊一久さんからPOMSを学ぶ」でご紹介の講座が明日(7月3日)に迫りました。

日 時:7月3日(金)18:45―20:30
場 所:ヒューマン・ギルド研修室
受講料:2,100円(税込み、当日集金)

参加者の顔ぶれがまたいいです。講座終了後は、懇親会も開催

お越しください。


<お目休めコーナー> 長崎の興福寺のハスの花



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「51歳の左遷」からすべては始まった (PHP新書)
川淵 三郎
PHP研究所

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私にとってのサラリーマン生活は、頭に描いた出世で終わらず、左遷で幕を閉じました。しかし、サッカー界での激動の20年間を終えた今、「すべては、あの左遷から始まったのだ、むしろあの失望こそチャンスだったのだ」と思うことがあります。

私が、いわゆるビジネスにおける成功例をお話しできるとは思いません。しかし、サラリーマンとして集大成の時期を迎えつつあった51歳で、左遷をきっかけにサッカー界で第2の人生を送ったことは、人生はどこでどういうふうに、何をきっかけに大きく転じるのか本当に分からないという、1つの例かもしれません。

この文章は、Jリーグ初代チェアマン、日本サッカー協会会長を経て、現在同会名誉会長の川淵三郎氏の著書『「51歳の左遷」からすべては始まった (PHP新書)のプロローグ「『51歳の左遷』からすべては始まった―ロスタイムこそ逆転のチャンス」からの引用です。

川淵氏の左遷の話は、6月30日のMSN産経ニュースの「『左遷』が変えた人生」にもインタビュー記事として掲載されています。

川淵氏は、出向人事に関して上司の「伝え方」に納得できなかった、としてインタビューで次のように語っています。

僕の人事を実際に決めた上司は、最後まで「サシ」で話そうとはしませんでした。転任のあいさつをしたときも逃げて姿を見せなかった。「この人事があった“おかげ”でサッカー界に戻れた。今のあなたがあるんじゃないか」という人もいますが、僕はそこまで悟っていない(苦笑)。リーダーたるもの、重要な話は直接相手に会って、きちっと話をすべきです。僕はいまだに納得がいかないし、その人のことが許せない。


私は、21年前の左遷と上司への怨念が川淵氏のエネルギー源だったのか、という思いで本とインタビュー記事を読みました。


<お目休めコーナー> グランドプリンスホテル新高輪にて④


 



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