・・・野にも山にも若葉が茂る・・・という季節になり、気持ちのよい日が続く。で、我が家でも恒例である行事「お茶摘み」をした。
恒例の行事であるから、これで1年分のお茶葉を確保しようというモクロミではなく、・・・お茶の葉はこうして作られる・・・という行程の継承と保存のようなもの、これを行うことに意義がある訳で、我が家では家族総出で「お茶摘み」をしているのだ・・・などと言うと、とても大げさな行事に誤解されそうだが、実のところは、もう、我等も年を取って、体力的にも辛くなり、「お茶摘み」も終りにしたいと思いつつも、母(今年89歳)が年とともに昔のことにこだわるようになり、何を言っても納得してくれないので、仕方なく続けているというのが真実なのだ。
母もそんなに長いこともないからと、今年も頑張ってみようよと、毎年、毎年、同じ事を言いながら行うのだが、この予測は毎年、毎年、はずれて、一番元気なのは89歳の母であり、今年も午前4時過ぎには朝食を済ませ、朝露の消え入る間もない午前5時から摘み始めていた。
今年も元気で有りがたいこと・・・と、感謝をしながらの「お茶摘み」でした(これは本音です・・・寝たきりになったらもっと大変だもの)。
葉を摘む前のお茶の木
葉を摘んだ後のお茶の木